『描きたい』をあきらめなかった、マンガに込めた情熱

たかい先生の作品制作の特長の一つは、「必ず複数案を出す」というスタイルです。
ひとつの作品の裏には、世に出ることのなかった数多くのアイデアが眠っているのだそう。
しかしそれらは決して無駄ではなく、別の作品へと形を変えて生き続けていきました。
この積み重ねの思想こそが、長年創作を続けてこられた理由のひとつです。

『やったね!スカンピー』は、主人公をスカンクに設定したものの、世界観づくりに苦戦したという作品。
たかい「当時、主人公をスカンプーという名前にしようとしたものの、某ポケットなモンスターに同じ名前のキャラクターがいたことから、スカンピーとなりました(笑)」
最終的にスカンクに発明家という職業を与えたことで、一気に世界観が確立され、話がポンポンと生まれ出てきたそうです。

『リルルちゃんのありえな日記』。
キラキラした女子に憧れる子どもたちが読む雑誌のなかで、あえて『失敗しちゃう主人公』を描いた異色の作品です。
「ありのままでもいいんだよ」というメッセージが共感を呼び、7年以上続く人気作品となりました。
ページをめくれば、心がちょっと軽くなる絵本たち

30年以上温め続けたキャラクターが、待望の絵本化!
くもん出版の『くろくまくん』シリーズは、優しい世界観と温もりのある表現で、多くの読者に愛されています。

全国の方言をキャラクター化した、ユニークな作品たち。
たかい「言葉の響きや意味から、形を想像するのがとても面白く、ハマりました」
たかい「方言は全国で5,000単語近くあるそうなので、コンプリートを目指します(笑)」
大阪弁や土佐弁だけで、すでに100体以上が生まれています。
今後が楽しみですね!

友だち・夢・自己肯定感など、大切なテーマをやさしく伝える絵本たち。
実際の社会問題をきっかけに生まれた作品もあり、大人が読んでも考えさせられる奥深さがあります。
人とのかかわり方や、生き方について問いかける絵本です。
特に「それって、ほんとにざんねんかな?」は、思考が凝り固まってしまった大人にも響きますよ。
