「臭くないおならがよく出る」症状が特徴的な病気・疾患
ここではメディカルドック監修医が、「臭くないおならがよく出る」に関する症状が特徴の病気を紹介します。どのような症状なのか、他に身体部位に症状が現れる場合があるのか、など病気について気になる事項を解説します。
便秘
便秘とは、「本来体外へ排出すべき糞便を十分量かつ快適に排出できない状態」と定義されています。便秘の原因はさまざまです。大腸癌や薬剤性、過敏性大腸炎などの病気が原因となる事もあります。また、特に病気が無くとも、便秘となる場合もあり、特に高齢者では便秘の方が多い傾向です。便秘は、男性で2.5%、女性で4.4%と女性の方が多いですが、年齢が上昇すると男女ともに便秘の方が増え、性差はみられなくなります。
便秘を改善するためには、食事や生活習慣を見直すことも大切です。キウイフルーツやプルーン、オオバコ、ヨーグルトなどの乳酸菌食品は便秘に有効であると言われています。また、有酸素運動が便秘を改善させるという報告もあり、身体活動性を増やすようにしましょう。
生活習慣を改善しても便秘が続く場合には、消化器内科で相談をしてみましょう。
吞気症
呑気症は、空気嚥下症とも呼ばれ、食事中を含め日常生活の中で無意識に空気を飲み込んでしまう状態です。空気を飲み込むことで腸管の中にガスが溜まり、げっぷや腹部膨満感、おならが多くなるなどの症状がみられます。原因としては、早食い、食事中の会話、炭酸飲料の過剰摂取などの可能性が考えられます。このほかにも、心理的な原因として、ストレスや不安、緊張などにより咽頭の違和感が強くなり、無意識に唾を飲み込むことが原因となる事も少なくありません。
呑気症は生活習慣や食べ方を見直し、ストレス対策をすることで症状が改善する可能性があります。ストレスが原因となり、症状が長引く場合には心療内科へ相談すると良いでしょう。
「臭くないおならがよく出る」症状についてよくある質問
ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「臭くないおならがよく出る」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
臭くないおならが出るのは生活習慣が原因でしょうか?
伊藤 陽子(医師)
臭くないおならが出る場合、原因として、呑気症の可能性が高いです。この場合、早食いや食事中の会話、ストレスなどで無意識に唾液を飲み込むことが原因となり、ガスが増えていると考えらます。食事の仕方などの生活習慣に気を付けると良いでしょう。
匂いがしないおならがよく出るのはお腹にガスが溜まっているのでしょうか?
伊藤 陽子(医師)
臭いがしないおならが出る場合、空気を飲み込みおなかにガスが溜まる事が原因となっていることが多いです。また、水様性食物繊維は腸内細菌を整えガスの匂いは少なくなりますが、多く食べ過ぎるとおならが増えることもあります。サツマイモ、豆類などの水溶性食物繊維を食べ過ぎないように気をつけましょう。
臭くないおならが出るのは老化が原因でしょうか?
伊藤 陽子(医師)
臭くないおならが出ることは、必ずしも老化が原因とは言えません。しかし、加齢により消化管運動が低下して便秘となったり、腸内細菌のバランスの変化が起こったりすることでおならの量が増えることもあります。おならが多くなる時には、食事のバランスに気を付け、適度な運動をすることが大切です。
おならが出やすいのは食習慣にも問題があるのでしょうか?
伊藤 陽子(医師)
おならが出やすい時には、早食いや食事中の会話、炭酸飲料の多飲などの食習慣が原因となる事もあります。これらの食習慣に気をつけましょう。

