脳トレ四択クイズ | Merkystyle
カルビー「ポテトチップス」の袋が白黒2色に変更「絶対買う」「良い宣伝」と反響も…思い起こされる「元社長の言葉」

カルビー「ポテトチップス」の袋が白黒2色に変更「絶対買う」「良い宣伝」と反響も…思い起こされる「元社長の言葉」

カルビーは12日、「ポテトチップス」など一部商品の包装を白と黒の2色で販売すると発表した。白と黒になるのは「うすしお味」「コンソメパンチ」など8商品14種類。中東情勢の悪化に伴う一部原材料の調達不安定化を受け、商品の安定供給を最優先するためで、25日の週から店頭で順次切り替えするとしている。

「絶対買うやつ。SNSに上げる人続出!」

今回の発表にXでは

「言っちゃ悪いがインクですらこうってことはパッケージ自体ももう無くなる=作れない・売れないよを遠回しに言ってんだよカルビーは」

と厳しい見方が上がる一方で、「逆境をPRにする」という好意的な評価も見られた。

「良い宣伝効果になっている事に気付いてない人が多い。カルビーの経営者、やるねぇ」

「絶対買うやつ。そしてSNSに上げる人続出!」

「これは衝撃でしたねー 昨晩のニュースで知りましたが、カルビーさんのこの行動は、予想想定される最悪なケースが万が一来た際のリスクテイクな予防策ですよね。でも、そのような行動をする経営者には共感」

5年で積み重なった「苦汁の決断」

今回の包装変更は、カルビーにとって長い苦境の連続の一幕といえるかもしれない。2022年には高温・干ばつによる北海道産ジャガイモの収穫減と食用油などの原材料高騰を背景に、「ポテトチップス うすしお味」を皮切りに値上げを実施。同時に「じゃがりこ」の内容量も削減する実質値上げも行った。

23年にはBIGBAGを152gから160gに「増量」するとともに価格を引き上げ、24年にも価格改定・内容量変更を実施した。25年7月には定番3品の内容量が60gから55gに変更となり、価格は160円前後のまま据え置いた。そして26年2月の出荷分からは「うすしお味」70グラムが170円前後から180円前後に、6月1日納品分からは「うすしお味」55gが160円前後から170円前後へと上がる予定だ。約5年の間に、価格値上げと内容量削減が交互・複合的に繰り返されてきた。

思い起こされる「元社長の言葉」

こうした流れのなか、2025年11月ごろにXで780万表示を記録したある投稿が思い起こされている。カルビーの社長、会長を歴任した松本晃氏がテレビ番組で語ったとされる経営理念を紹介したものだ。これは15年10月に放送された「NHKスペシャル 私たちのこれから #雇用激変~あなたの暮らしを守るには~」とのタイトルで20年後の日本がどうなっているのか、さまざまな課題を取り上げた。この番組で松本氏は「件費を減らすから、その人たちが会社に貢献しないから新しいものが生まれないという悪循環。この状況が今でも続いていると思っている」「会社は一番はお客さんに対して責任がありますが、その次に従業員とその家族に対して責任を持っている」と話していた。

この番組をもとにした投稿に寄せられた反応の中に、今回の状況を重ねるような一言があった。

「人件費のところを内容量に置き換えて実行しているのがカルビーだと思うわ」

この指摘が示す皮肉は、カルビーが「削っている」のが人件費ではなく内容量であるという点だ。言い換えれば、コスト圧縮の矛先を社員ではなく商品の仕様に向け続けてきたとも読める。

「職場の仲間を切ったり、給料を減らす会社で誰が一生懸命に会社のため働こうと思うか?」

「人件費をケチる会社は、未来の成長を今の利益に変換してるのと同じ」

という声も上がったように、元社長の言葉が浮かび上がらせるのは「何を削り、何を守るか」という経営の本質といえる。

今回の報道でも

「カルビーって従業員のエンゲージメント大切にしてる会社だという認識していて、だからこそカスタマー方向で負担を見せたのかなーと思っていた。わたしも抵抗は感じた」

というように、決断を「従業員を守るための苦渋の選択」として受け止める声もあった。また

「顧客も従業員を大切にするカルビーのこと 愛顧してくれる国民へのメッセージが込められているように思います」

と、白黒という制約の中に企業の姿勢を読み取る声も上がった。

白黒の袋がいつ店頭に並ぶかは、正式発表を待つ必要がある。だが、受け手の反応はすでに二つに割れている。「逆境をPRに変えた」と読む声と、「もうここまで来たか」と読む声だ。カルビーが5年間に積み重ねてきた判断の一つひとつが、白黒という2色の袋に凝縮されているとしたら、その「色」をどう読むかは、消費者それぞれに委ねられている。

配信元: iza!

提供元

プロフィール画像

iza!

ネットで話題のネタや旬なニュースがサクッとわかるサイト 産経デジタル独自の原稿を掲載しながら、産経ニュース、サンスポ、zakzakなどさまざまな媒体のニュースを掲載。気になるニュースや話題がサクッとわかるサイトです。