
正面から
江戸後期の創業以来、江戸から東京へと続く時のなかで商いを続けてきた銀座 松﨑煎餅が本店を移転。東京都中央区銀座三丁目に新たな拠点を構え、5月7日(木)の「粉の日」にグランドオープンした。
これまで旧本店では、MATSUZAKI SHOTENとして、煎餅にとどまらない商品や体験を展開してきた。今回の移転を機に、その取り組みをさらに発展させ、銀座 松﨑煎餅とMATSUZAKI SHOTENを、ブランドとしても場としても緩やかに切り分け、新たに人が集い、ゆるやかに交わるサロンの機能を備えた。
旧本店から徒歩1分の場所に移転
銀座 松﨑煎餅は、文化元年(1804年)に芝魚藍坂にて創業した老舗煎餅屋だ。慶応元年(1865年)に銀座へ店を移し、春秋を重ねること220余年。卵をたっぷりと使用し、心を込めて焼き上げたこだわりの小麦の煎餅は、時代を超えて愛されている看板商品だ。
旧本店は2021年より東銀座で営業していたが、ビルの老朽化や建築費の高騰などを背景に、建て替えが決定。これに伴い、店舗を移転することとなった。
移転先は、同じ木挽町通り沿いの三丁目。新本店は旧本店から徒歩1分ほどの場所に位置する。これまで来てくれた人を、これからも変わらず迎えたい。その思いから、同じ東銀座の地を選んだとのことだ。
人と人とが交わる「寄合処」に

本店店内
新店舗では、創業以来受け継いできた小麦の煎餅をはじめ、草加煎餅、あられ、おかきまで、多彩な味わいをひとところに揃える。

MATSUZAKI SHOTEN(サロン)
また、店の奥にはMATSUZAKI SHOTENと称するキッチンを備えたバースペースを設け、折々の催しのなかで、人と人とがゆるやかに交わる場を育てていく。菓子を買うだけでなく、時間を過ごす場所としての新しいかたちを提案する。
銀座 松﨑煎餅が目指すのは、買い物のしやすさを徹底した店舗と、新たな体験が生まれるサロンとが、それぞれの役割を持ちながら併置される場であること。店舗では、これまでの来店者にも初めての人にも、分かりやすく心地よく商品と向き合ってもらえる環境を整えた。そしてその奥には、イベントや会話をきっかけに、新たな出会いや発見が生まれるサロンを設置。伝統と革新がゆるやかに響き合いながら、人と人とが交わる「寄合処」として、街のなかにひらかれていくことを願っているという。
