俳優の高橋一生が主演を務める連続ドラマ「リボーン〜最後のヒーロー〜」(テレビ朝日系、火曜午後9時)の第5話が12日に放送され、2017年の時代を生きる根尾光誠(高橋)がふとした瞬間に見せた表情の変化に注目が集まり、SNSで根尾光誠と野本英人(高橋)の「魂入れ替わり説」が浮上した。
「リボーン」これまでの流れ
26年、新興IT企業「NEOXIS」社長の光誠は、富と名声の絶頂にいた。しかし下町の「あかり商店街」買収を強行し、印刷工の池谷金平(柳沢慎吾)を自殺に追い込んだことで世間から猛烈なバッシングを浴びる。横暴な光誠に愛想を尽かし、社員たちが次々と去るなか、光誠は何者かに神社の階段から突き落とされ、目を覚ますと14年前の世界で英人として生きていた。英人は同商店街のクリーニング店の長男で、この時代にも本来の光誠が存在していた。光誠は英人として生きながら、自分を突き落とした人物捜しを始めた。
一方、借金まみれの野本家を立て直すため、光誠はかつて自分が潰そうとした商店街の再生に乗り出す。14年分の記憶を武器にした戦略で商店街を活性化させ、さらに金平の娘で英人がプロポーズしていた更紗(中村アン)を芸術家として成功に導くが、光誠が過去を書き換えたことで、本来の歴史とは異なる未来が動き始めてしまう。
15年、NEOXISで光誠の秘書を務める妹の英梨(横田真悠)がパリ出張を控えていた。本来の記憶にはなかったが、その日がパリ同時多発テロの発生日だと気づいた光誠は、投資家の東郷義隆(市村正親)を動かして出張を中止させ、関係者の命を救う。またライバル企業「蒼萬」との競争にも勝ち、熊本化学工業と新型半導体開発で協業することになった。
そんななか、光誠は商店街近くの団地で、かつて家族を捨てて失踪した実父・大誠(松尾貴史)と再会するが、英人の姿であるため恨みを直接ぶつけることができない。一方、成功した息子の光誠の噂を聞きつけた大誠は、金を無心しにNEOXISへ向かうが、その時代を生きる光誠は大誠を無慈悲に切り捨てた。
さらに光誠は、30年以上前に大誠と英人の母が密通していたという衝撃の過去を耳にする。自分と英人は異母兄弟なのではないかという疑念が芽生えるなか、大誠は商店街で窃盗を働き再び逃亡。血縁を巡る疑念は晴れなかった。
光誠(高橋一生)&更紗(中村アン)の初対面は26年だったのに…
第5話では、あかり商店街が、一大行事の春祭りに向けて動き始める。光誠はまったく関心がないが、祭りの実行委員長に任命されてしまう。しかも商店街の面々の意見がぶつかり、話はまとまらず、準備は一向に進む気配がない。
そんななか、英梨とNEOXIS役員の友野達樹(鈴鹿央士)が助けを求めに英人のもとへやってくる。自社ビル用地の重要な交渉を控えるなか、手違いで本来の光誠が海外出張に出てしまったため、2人は、瓜二つの英人に「影武者」を務めてほしいと頼んだ。転生前の記憶を頼りに交渉に臨む英人だったが、相手の篠宮愛(星野真里)から記憶にない発言が飛び出し、動揺する。さらに、歴史の改変で、蒼萬がNEOXISの倍額を提示して土地を強奪しようとしていた。
商店街では、祭り好きな“英人”が、実行委員の集まりに姿を見せないことから、女にうつつを抜かしているのではという疑惑が浮上する。その話を聞いていた更紗は彼を尾行。ビシッとスーツで決めた光誠が、篠宮と2人きりで会っているところを目撃した。2人はボランティア活動を通じて知り合い、篠宮は、光誠に密かな恋心を抱いていた。更紗が物陰で見張るなか、篠宮は「私たちなら、社会のためにすてきなことができそうじゃない。君とお付き合いしたいな」と交際を申し込んだ。適当に期待を抱かせ、交渉を有利に進めることもできたが、光誠は「僕には思う人がいるんだ」と答え、その人物について「絵を描くことが好きで、自分のふるさとを大事にしている人」と述べた。この実直な姿勢が信頼を勝ち取り、NEOXISは最初の提示額で土地を取得することができた。
出張から戻ってきた本物の光誠は、英梨に「君の兄さんには助けられました」と感謝。そして「篠宮愛さんからのメールで、『絵と故郷を愛するその人を大切に』ってあったけど」と尋ねた。英梨は「更紗さんのことかも。NEOXISTVでも特集した画家です。お兄ちゃんとは仲良しだけど、友達以上恋人未満って感じですかね」と教えた。その説明を聞いた瞬間、光誠の表情は強張った。納得したように取り繕ってはいたものの、その挙動は明らかに不自然だった。
第1話(4月14日放送)で描かれた「現代」を振り返ると、光誠と更紗が初めて会ったのは26年で、しかもその場所は金平の葬儀の場。17年の時点で、光誠は更紗のことを知らないはずだ。にもかかわらず、彼女の名を聞いた瞬間に見せた反応は、すでに更紗を知っており、何らかの感情を抱いているからこその動揺に見えた。この一瞬の表情を見逃さない考察班。ネットでは「光誠と英人の魂が入れ替わった」という説が浮上した。
「更紗ちゃんのこと聞いて、この表情」
「何か思う所ありそうな根尾。中身違う?」
「ん? やはり根尾社長に英人が入ってる?」
「やっぱりこの根尾光誠の中身は本物の英人なん?」
といった声が続々。また、光誠と英人、更紗の3人の関係性について
「なるほど、三角関係になるんか」
と予想する人もいた。
さらにこの説に説得力を持たせるのが、終盤で英人として生きる光誠が、好物のブルゴーニュワインを口にしたシーン。光誠は、待ちに待ったワインに、なぜか以前のようなおいしさを感じることができない。その後、商店街の面々とワンカップ酒で乾杯した光誠は心のなかで「さっきのワインより全然うまい…」とつぶやいた。ここも意味深で
「ワインよりカップ酒の方がうまい意味」
「ワイン、前ほどおいしく感じない? 英人の舌になって来てるから?」
「ワインが違う? 舌が違う? 人間が違うから?」
といった声が寄せられている。
「リボーン〜最後のヒーロー〜」とは?
「時代のカリスマ」と称され、事業で成功を収めた青年実業家が何者かに階段で突き落とされ、まさかの転落死…したはずだったが、彼が目覚めたのは、14年前の世界だった。しかも彼は、さびれたシャッター商店街にあるクリーニング店の跡取り息子に転生。突如、人格も生活も真逆の人生を歩むことになった彼が、26年に自分を殺した犯人を探し出すことを決意し、やがて、苦境に立つ庶民の立場で、富と名声を極めた上層階級と対決していく。「ショムニ」シリーズや「ウォーターボーイズ」シリーズ(ともにフジテレビ)などのコメディーから、「華麗なる一族」「日本沈没ー希望のひとー」(ともにTBS)、「スカイキャッスル」(テレ朝)などの人間ドラマまで、登場人物の感情を巧みに描き出す橋本裕志が脚本を担当。シンガー・ソングライターの宮本浩次が主題歌「I love 人生!」を歌う。

