俳優の岡田将生が主演を務め、染谷将太らと共演する連続ドラマ「田鎖ブラザーズ」(TBS系、金曜午後10時)。15日に放送される第5話の見所を解説する。
「田鎖ブラザーズ」第5話(5月15日放送)ポイント
田鎖真(岡田将生)稔(染谷将太)兄弟、拳銃の出所を探ることを躊躇
大学理事長を殺し自首した青年(齋藤潤)が黙秘貫く「意図」
足利晴子(井川遥)に届く津田雄二(ずん・飯尾和樹)の「新情報」
「田鎖ブラザーズ」とは?
連続ドラマ「アンナチュラル」「MIU404」「海に眠るダイヤモンド」(いずれもTBS)などで知られる新井順子氏がプロデュースするクライムサスペンス。時効廃止のわずか2日前に両親殺害事件の時効を迎えてしまった兄弟が、法では裁けない犯人を自らの手で裁くべく警察官となり、事件の真相を追い続ける姿を描く。
「田鎖ブラザーズ」第4話(5月8日放送)のストーリー展開(ネタバレあり)
兄弟が31年間追い続けてきたノンフィクション作家の津田が末期ガンで入院していた病院で昏睡状態のまま死亡。津田が両親を殺したと確信していた兄弟は、動機を聞き出すことも“復讐”することも叶わず、やり場のない怒りと絶望感に身を震わせた。真相につながる手がかりはないかと、入院時の所持品を調べていくと、財布から何かの鍵と電話番号のような数字が記されたメモの切れ端が出てきた。さっそくその番号にかけてみると、殺された2人の父・朔太郎(和田正人)が働いていた「辛島金属工場」工場長・辛島貞夫(長江秀和)の妻で山岳写真家のふみ(仙道敦子)が電話に出た。
真の上司で、神奈川県警青委署刑事課強行犯係係長の小池俊太(岸谷五朗)は、津田の遺族が見つかるまで県警で預かると言って鍵を渡すよう指示。小池は31年前、県警本部の捜査一課で捜査を担当しており、幼かった2人と接触していた。その鍵を使って勝手に捜査すれば処分の対象になることもあると釘を刺し、津田はやってないと真たちの見立てを否定。津田のアリバイを証明する防犯カメラの映像が見つかっていたが、その映像に捜査二課が追っていた政治家が映っていたために、外部に漏れないよう証拠として捜査資料には記載されないまま、津田は容疑者リストから除外されたと説明した。事件後に津田が失踪した理由については、津田が取材していたのは朔太郎だけでなく、事件と同じ夜に火災が発生した辛島金属工場の周辺を探っていたらしいと教え、「まあ、事件とは関係ないと思うけどな」と付け加えた。兄弟は両親が殺された真相を知りたいだけとし、迷惑はかけないと言って鍵を渡すことを拒んだ。
真が出張になり、稔が1人でふみの自宅を訪ねた。事件当時、山の事故で足を負傷し車いす生活を送っていたふみは、田鎖夫妻が殺害されたのと同じ夜に発生した工場の火災の後、手術を受けて地道なリハビリを継続。個展を開けるまでに回復したという。稔は、津田が「文壇ノンフィクション賞」で新人賞を受賞した著書「亡骸の聲」を差し出し、「津田雄二という男を知っていますよね」と切り込んだ。ふみは、そんな知り合いはいないと答え、稔から津田がふみの連絡先を知っていたと宛てられると、「私の?」と驚いた。稔はさらに、事件前にこの男が訪ねて来なかったかと追及するが、ふみは「あぁ…ごめんなさい。あの時はあまり人と会わないようにしていたから…」と返して視線を落とした。
その時、廊下を通り過ぎた貞夫を目にした稔は、「お久しぶりです」とあいさつ。ふみも朔太郎の息子だと紹介したが、貞夫は覇気のない表情で黙って会釈するだけで、話を聞きたいと稔が声をかけても無視して階段を上がっていった。ふみは夫の体調が悪いと説明して謝罪。その晩、ふみは貞夫にお茶を持っていき、翌週、飛騨のほうに行ってくると伝えた。そして何も言わない夫に「大丈夫よ。あなたは何も心配しなくていいから」と語りかけた。
津田が残したもう一つの手がかりである鍵は、ロッカーや机の引き出し、南京錠など広く使われているタイプで何の鍵かは特定できなかった。後日、稔は事件以来、自分たちを弟のように気にかけてくれている質屋の晴子のもとを訪れ、津田の「亡骸の聲」を「もう必要なくなったから」と質入れした。津田のほかに犯人がいるのかと問う晴子に、稔は何か思いだせないかと尋ねた。晴子自身も、31年前に現場近くを歩いていて犯人にナイフで切り付けられ負傷した被害者だったが、深夜で犯人がフードをかぶりマスクをしていたこともあって、人相は覚えていなかった。津田の死で手がかりがなくなってしまったと肩を落とす晴子に、稔は「いや…もう1つだけ」と言ってあの鍵を見せた。キーホルダーには数字の「2」が刻まれていた。
兄弟はかつて両親と暮らしていた自宅へ出向き、父の机の引き出しをその鍵で開けようとするが、鍵穴には入らなかった。強引にゆさぶると引き出しは開き、中には幼少期の真たちが描いた絵などが保管されていた。朔太郎が手作りしたロボットのおもちゃもあり、真が懐かしんでいると、その中に密造したと見られる拳銃が隠されていた。
「田鎖ブラザーズ」第5話見所
朔太郎が拳銃を隠したのだろうと考える真と稔の脳裏に「もしかしたら父は人を殺していたのでは…」という悪い予感がよぎり、2人はそれ以上深掘りすることを躊躇してしまう。
そんななか、青委署に一条栄介を殺したという成田賢心(齋藤)が自首してくる。取り調べで黙秘を続ける成田に真は「どうせ悪戯だ」と懐疑的。一条は成田が受験し不合格だった神南国立大の理事長で、「死因・脳卒中」として1カ月前に死亡届が出されていた。病死の可能性が高いが、稔の所見は「他殺の可能性もゼロではなさそう」。その後も黙秘を貫き、その度自宅に帰され、それでもまた出頭してくる成田の意図が分からず、真たちは苛立つが、その先には、単なる殺人の枠には収まらない黒い疑惑が渦巻いていた。
一方、晴子のもとに、死の直前の津田に関する新情報が舞い込む。

