黒柳徹子が司会を務める「徹子の部屋」(テレビ朝日系)が13日に放送され、アーティストの蜷川実花さんがゲスト出演。舞台演出家で2016年に80歳で亡くなった父、幸雄さんの意外な育児エピソードを、徹子とともに懐かしんだ。
極彩色による斬新な写真表現で知られる実花さんは、映画監督や現代美術など、さまざまな方面で活躍するアーティスト。演出家の幸雄さんと、キルト作家の母・宏子さんのもと、蜷川の感性は幼少期から育まれてきた。実花さんが生まれてから5歳くらいまでは、宏子さんが主に女優で稼ぎ、幸雄さんが主夫として実花さんを育てていたという。
演出家になる前の俳優時代、徹子とテレビドラマで共演したこともある幸雄さんは、1987年、52歳の時に同番組に出演。その時の映像が紹介され、「そんなに手をかけたのに、なかなか子供って『パパ』って言わないんだって?」と話を振られた幸雄さんは、苦笑いしながら「夜中に子供って泣くんだけど、僕にはなぜ泣くかわかんない。男って悲しいものでね。『ママ、ママ』って泣くからおんぶして、こうやってる(体をゆすっている)と『ママ、ママ、ママ』って泣く。グルグル僕は(歩き)回ってて、その内(赤ん坊の実花さんが)上から(幸雄さんの胸元に)手突っ込むんですね。おっぱい探すわけ。それで、おっぱいないから『マパ、マパ、マパ…パパ~』って(泣きだす)」とコミカルに説明して徹子と笑い合った。
実花さんと当時を懐かしんだ徹子は、「『世界の蜷川』って言われた方が、お若い時こんなことしてらしたってね、みんな知らない」と世界的巨匠の意外な一面を強調。実花さんが「かなり完璧に家事できた。私より上手だったと思う」との宏子さんの言葉を補足すると、幸雄さんが乳児の頃の実花さんを抱いた写真を見た徹子は「抱き方も上手よね、見るからに」と手慣れた様子に感心した。

