現在放送中の連続ドラマ「時すでにおスシ!?」(TBS系、火曜22時)で、スーパーの店員・崎田愛華を演じる杏花が、短い出番ながら視聴者に強い印象を残し、評価を高めている。杏花といえば、昨年10月期に同枠で放送された「じゃあ、あんたが作ってみろよ」にも出演。主人公の後輩・南川あみな役を好演し、サバサバした令和世代のキャラクターは視聴者から共感を得た。今作でもその存在感は際立っており、12日に放送された第6回では、ヒロイン待山みなと(永作博美)が落ち込んでいる様子を察し、相手の負担にならない絶妙な距離感で寄り添う姿を熱演。その自然体の芝居が多くの視聴者の心をつかみ、SNSに「良い芝居するね」「『そこにいてくれてありがとう』っていう存在感がある」などのコメントが寄せられている。
「時すでにおスシ!?」とは
「マイダイアリー」「わたしの一番最悪なともだち」などの作品で知られる兵藤るりさんが手がけるオリジナルストーリーの連ドラ。14年前に夫を不慮の事故で亡くした50歳のみなとが、女手一つで育てた一人息子が社会人となった節目で「鮨アカデミー」に入学し、職人の道を目指して奮闘する姿を描く。
「杏花ちゃんのバンド活動のシーンは?」
愛華は、みなとが働くスーパー「ふくとく」のアルバイト店員。音楽の夢を追いながらアルバイトをしている個性派女子で、デビューを目指してバンド活動に勤しんでいるが、チャンスをつかめず、将来について悩み始めている。スーパーの常連客で、みなとが通う「鮨アカデミー」の講師・大江戸海弥(松山ケンイチ)が、鮮魚コーナーで鬼の形相で品定めしている様子を見て「さかな組長」とあだ名をつけた。
第5話(5日放送)では、先行きの見えない音楽活動をあと1年で見切りをつけて就職するよう迫る親と電話で口論した時に口にした「ざけんなよ!」との捨て台詞や、バンド名、髪を高い位置でくくった特徴的なツインテールが、同局で放送された連ドラ「キッズウォー ~ざけんなよ~」(1999~2003年)にちなんだものではないかとドラマファンの間で大きな話題となった。
第6話で注目を集めたのは、愛華が、新社会人の息子・渚(中沢元紀)との関係に悩むみなとに寄り添う場面。幼少期からの夢だった新幹線の運転士を目指し、静岡・三島で一人暮らしをしながら研修中の渚はスランプに陥っており、ストレスから胃痙攣を起こして医師から自宅療養するよう告げられた。アカデミーを早退してレンタカーで三島まで迎えに駆け付けたみなとは、息子の心身を何くれと心配するも、渚は不機嫌で目も合わさず、口も利かないまま自分の部屋にこもってしまった。翌朝、みなとから看病のために仕事も学校も休むと言われた渚は驚き、構わず自分の生活をしてほしいと世話を拒否。「こうなるから嫌だったんだよ。ほっといて」と突き放した。
仕方なく、みなとはいつもどおり通学し、事情を知ったクラスメイトたちからの温かい言葉に慰められた。授業を終えるとスーパーに出勤。鮮魚売り場で品出し中の愛華に、「昨日は心配かけてごめんね」と急に仕事を休んだことを謝罪した。愛華は「大丈夫です。心配かけられてないです」と返し、「そうやって言ってもらえたほうが気が楽じゃないですか? 心配って『心を配る』って書きますよね。心、配られたらちょっと重くないですか?『え~これどうしよう』って。まあ、気楽に行きましょう、気楽に」と言って朗らかな笑顔を向け、気落ちするみなとに寄り添った。
短い場面ながら、みなとに感情移入して見ていた視聴者の多くが、愛華の言葉に感動。SNSには、
「愛華ちゃんいいこと言う」
「『心配って心を配ると書く…』ってくだり、あれ良い言葉だった〜」
「『気楽にいく』私の励みになりました!」
といったコメントが相次いだ。
そして
「あの女優さん出演シーンは少ないけど、良い芝居するね」
「杏花さんは、『じゃあつく』もそうだけど、ほんと、『そこにいてくれてありがとう』っていう存在感があるんだよね」
「杏花ちゃんほんとにかわぁぁぁぁ」
「杏花の破壊力、宇宙一」
など杏花の芝居と存在感に改めて魅了されるファンが続出。
「仕方ないことかもだけど、愛華の出番が少ないなぁ」
「杏花ちゃんのバンド活動ってシーンはないの?」
など、劇中でのさらなる活躍に期待が寄せられている。

