
山本海苔店が、「今年はこれに勝るものは存在しない」と見極めた一握りの原料を使用した最上級品「無双佳品(むそうかひん)」を、2024年7月発売以来2年ぶりに販売する。
二つとない、最上の証

選定会の様子
「無双佳品」は、作柄によってはふさわしい海苔が採れず、発売を見送ることもある特別な商品。永年の経験を持つ仕訳技術員が選び抜いた数種類の海苔の中から、最終的に同社会長と社長が実際に食味して決定する、まさに「その年、唯一無二」の海苔にのみ与えられる称号だ。製造にあたり海苔専門店として、その海苔に最適な温度や加熱時間を見極めつつ、うま味を最大限に引き出すべく丹念に焼き上げている。
商品名の由来は、明治の剣豪であり書の達人でもある山岡鉄舟が、同店の海苔を「東海名産無双佳品」と称賛して揮毫(きごう)したことにある。
「味附海苔」を創案した二代目德治郎氏は、北辰一刀流で有名な神田お玉ヶ池にあった千葉周作の玄武館道場に通う中で山岡鉄舟と知遇を得た。
同商品はその揮毫にちなみ「他に比類なき品」という意味を込めて「無双佳品」と名付けられており、現在も製品の意匠に刷り込まれている文字はこの時の鉄舟の書を基にしたものだ。
今年度の「無双佳品」の特長
今年度の「無双佳品」は、不作続きの厳しい環境下で漁師の人たちが情熱を注いで育て上げた佐賀県産の最上級の品質を誇る。
食感は表面がパリッと心地よい歯ごたえを持ちながら、ほどけるような上質な口どけ。磯の香りが余韻として残り、口に入れた瞬間に海苔本来の濃厚なうま味が広がる。
口どけ・味・香り・歯切れ、さらに美しい色や艶に至るまで、山本海苔店がすべてに自信を持って届ける一品だ。
