膝の関節痛の病院での検査と治療、セルフケア

膝の関節痛で受診した場合、病院ではどのような検査を行いますか?
医療機関では、まず痛みの出方や経過、日常生活で困っている動作を確認し、膝の腫れや熱感、動かしたときの痛み、関節の動く範囲を診察します。検査としてはレントゲンで関節の変形や隙間の幅を確認し、必要に応じて超音波検査やMRI検査で半月板や靱帯、関節内の状態を調べます。腫れが強い場合には血液検査を行い、炎症や痛風、関節リウマチなどの可能性を検討します。
膝の関節痛の治療法を教えてください
膝の関節痛の治療は、原因や症状の強さに応じて進められ、まずは保存的治療が行われることが多くあります。保存的治療は、痛みを和らげる薬の使用や膝への負担を減らす生活動作の見直し、太ももの筋肉を鍛えて関節を支える力を高める運動療法が中心です。炎症が強い場合には、症状を落ち着かせる対応が加えられることもあり、これらの保存的治療で十分に改善しない場合や日常生活への影響が大きい場合に、手術による治療を検討します。
膝の関節痛による日常生活で生じる痛みへの対処法を教えてください
日常生活において、膝にかかる負担をできるだけ減らす意識が大切です。長時間立ち続けたり、同じ動作を繰り返したりすることは避け、こまめに休憩を取ります。階段を上り下りするときは手すりを使い、膝に強い衝撃がかからないよう動作をゆっくり行います。体重の増加は膝への負担につながるため、無理のない範囲で体重を整えることも、日常生活で意識したい点の一つです。また、冷えを感じるときは膝を温め、関節周囲の血流を保つよう心がけます。痛みが落ち着いている時期には、軽い体操やストレッチを取り入れて、関節の動きや筋力を保つようにしましょう。
編集部まとめ

膝の関節痛は、変形性膝関節症や関節リウマチ、痛風などの病気だけでなく、使いすぎや筋力低下、体重増加、動作の癖といった日常的な要因でも起こります。痛みの出方や続く期間、腫れや熱感の有無によって、背景にある原因は異なります。歩き始めに痛むのか、安静時にも続くのかなど、ご自身の症状を振り返ることが対応を考える手がかりになります。
急な痛みが出たときは無理を避け、慢性的に続く場合や生活に支障がある場合は、医療機関での相談を検討します。検査や治療は、痛みを和らげる対応に加えて、膝への負担を減らす工夫や運動療法が組み合わされます。日常生活でも、休息の取り方や体重管理、動作の工夫を意識することで、膝の痛みと向き合いやすくなります。痛みを我慢しすぎず、早めに医療機関へ相談することで、日常生活への影響を抑えていきましょう。
参考文献
『膝関節の痛みと治療について』(国立長寿医療研究センター)
- 「全身性エリテマトーデス」を発症すると「皮膚」にどんな症状が現れるかご存知ですか?
──────────── - 「花粉症で発熱」することはある?風邪や感染症との違いや対処法も解説!【医師監修】
──────────── - 「膠原病」を発症すると「皮膚」にどんな症状が現れるかご存知ですか?【医師監修】
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