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三笘薫への想い「本人が一番痛くて辛い思いをしているはず」エース不在の試練も森保監督「目標は変わらない」

三笘薫への想い「本人が一番痛くて辛い思いをしているはず」エース不在の試練も森保監督「目標は変わらない」

日本サッカー協会は15日、W杯北米大会(6月11日=日本時間同12日開幕)に臨む日本代表メンバー26人を発表した。主力にけが人が続出する緊急事態のなか、森保一監督はリハビリ中の遠藤航(リバプール)の選出を決断。一方で、負傷離脱していた南野拓実(モナコ)や、直近の試合で左太もも裏を痛めた三笘薫(ブライトン)は無念の落選となった。森保一監督は選手の名前を読み上げた後、涙ぐむシーンもあった。以下森保監督の一問一答。

今朝、私の中で最終的に決めた

――選考を終えた心境は

「今試合をする、発表するのであればこのメンバーだということで伝えさせてもらいました。最後の最後まで考えさせてもらい、今朝、私の中で最終的に決めてチームスタッフに連絡したのが午前11時頃。そこが最終決断でした。今の心境としては、選べたのは26人で、多くの選手を選べなかったという気持ちの方が大きいです。世界で戦い、勝っていくだけの力を持っている選手、日本のために戦いたいと思ってくれている選手たちがたくさんいる中で選べなかったことには、すごく大きな申し訳ない気持ちが正直にあります。しかし、この26人を決めるにあたっては、これまでの活動を通してコーチ陣と何度も議論し、今のベストはこれだということで選ばせていただきました。選ばれた選手たちには、選ばれなかった選手たちの想いも含めて、自分の持っている力を出し切り、思い切ってプレーする。W杯で勝つことと成長することにチャレンジしてもらいたいという気持ちでいます」

――最後まで悩んだ点は

「最後の最後まで悩んだのは、もう全てのポジションですね。どこのポジションにアクシデントがあったらどう対応し、チームとして回していくか。全ての選手が欠けた時にどうなるかを考え続けてきたので、特定の誰かというところはありませんでした。ただ1つあるとすれば、三笘が直近の試合で怪我をしてしまい、メンバーに選べない状況になったこと。そこで選手をどうするかというところが一番最後まで考えた点でありました」

――三笘選手の不選出について

「多くの方がご存じだと思いますが、三笘選手が怪我をしてしまい、今大会の期間中の復帰は難しいというメディカルからの報告を受け、選出を断念しました」

――遠藤選手への期待と状態は

「遠藤に関しては手術をして、今はリハビリをしている状態です。ボールも触り始めていますし、コンディションとしては個人で上げられる部分で、試合に出られるだけの状態に上げていけているところまで来ています。W杯への準備期間のアイスランド戦、そして本番においてプレーでき、コンディションを上げていけるとメディカルも確認してくれていますし、明確な復帰プランもあるため招集させてもらいました。また、プレー面はもちろんですが、彼はキャプテンとして常にチームを鼓舞し、支え続けてくれている中心的な存在です。精神的にもチームを支えてくれることを期待しています」

三笘不在でブラジルに勝利「誰が出ても勝つ」がコンセプト

――長友選手選出の理由と三笘選手不在の影響は

「長友については、視察した最後の試合でもインテンシティー高くプレーできるコンディションであることを確認しました。彼は5大会連続でW杯に出場することになり、過去4大会の成果も課題も全て知っています。本大会は想像以上にプレッシャーが大きくなり、経験の浅い選手はメンタルのコントロールが難しくなるかもしれません。そこをプレーやコミュニケーションで支え、チーム全体に貢献してもらえると考えています。前回の試合を見た時も、W杯基準の戦いができると判断し選ばせてもらいました。三笘については、彼がチームの大きな存在だったことは間違いありません。プレミアリーグでも素晴らしいプレーを見せ、チームを牽引してプラスアルファの力を与えてくれていました。ただ、例えば去年のブラジル戦の時、三笘が不在でも勝つことができたように、『誰が出ても勝つ、誰が出ても機能する』というチームの総合力で戦っていくコンセプトをこれまでもやってきました。今回選んだ選手が今のベストだと思っていますので、誰かが欠けても総合力で勝っていく姿をこのW杯でも見ていただければと思います。ただ、三笘本人が一番痛くて辛い思いをしているはずです。彼のこれまでのチームへの貢献に感謝しつつ、少しでも早く思い切ってプレーできる状態に戻ってほしいなと思います」

――涙の理由と心境は

「選んだ選手には思い切ってプレーしてほしいという思いがある一方で、やはりW杯の舞台に立ちたいと願っていても、その思いを叶えてあげられなかった選手たちのことを考えると、感情の部分で少しコントロールできないところが出てきたかなと」

現在の心境は「凡事徹底」

――現在の心境を表す四字熟語は 「『凡事徹底』かなと思っています。W杯は特別な舞台ですが、特別だから何かを変えるわけではなく、これまでやってきたプロセスの先にW杯があると思っています。この『凡事徹底』という言葉を選手やスタッフと何度も共有してきたので、今できることをしっかりやり、最善の準備をして全力を出し切る。一戦一戦、これまで通りやっていきたいなと思っています」

――バックアップメンバーと冨安選手の状態は

「冨安に関しては、練習試合で90分プレーしているという情報を持っていますし、現地でメディカルやチームスタッフがコンディションに問題がないことを確認しています。3月のイギリス遠征前のオランダリーグ(アヤックス対フェイエノールト)のインテンシティーの高いゲームでも、本当に素晴らしいパフォーマンスを見せており、W杯基準を満たしていると確認できました。怪我の問題もなくコンディションも上がっていますし、アイスランド戦で試合をしながらW杯に向けて準備ができるということで選ばせてもらいました。バックアップメンバーについては、ここでの公式発表はしませんが、選手には伝えて準備をしてもらうように考えています」

――ボランチの選考について

「おっしゃる通り、鎌田、佐野海舟、田中碧については所属チームでもしっかりプレーできているので計算ができます。遠藤についてはまだプレーできていないため、計算が立たない部分があるのはその通りです。ただ、その対処として、例えば板倉滉は直近の試合でボランチとして約1試合出ていますし、瀬古歩夢も少し前はボランチでプレーすることが多かったです。ポジションを当てはめるだけでなく、チーム力をしっかり維持し、上げていけるだけのカバーできる選手は揃っていると考えています」

――南野の不選出など、怪我人の判断基準と優先事項

「これは至ってシンプルで、メディカルな判断です。最終的に招集するかどうかの決断は私自身がしますが、プレーできるかどうかの見通しに関しては、プロフェッショナルであるドクターが実際に見て診断を下した内容に従っています」

――選手の成長と自身の変化について

「選手たちは常に向上心を持って自分を高めようとする姿勢を見せてくれました。『W杯に出たい』ではなく『W杯で勝つ』という基準を持って成長してくれたと思っています。チームの雰囲気としても、勝っても負けても一喜一憂しすぎることなく、常に勝利を目指して練習やプライベートの時間から心を整え、コンディションを上げていくという『凡事徹底』をしてくれました。ブラジルやイングランドといった過去一度も勝ったことのない相手に勝った時も、喜びつつすぐに切り替えて次の目標を見据えるなど、世界一を目指す上でチーム全体がすごく落ち着いてきたと感じています。私自身も、世界基準の価値観を取り入れて日本の良さとミックスさせるチームマネジメントをやっていますが、ヨーロッパで活躍する選手たちから、現地の戦術や役割、指導内容などを共有してもらうことで多くのことを学ばせてもらっています。何より彼らは向上心の塊なので、代表期間中にどうやったら成長のきっかけを与えられるか、コーチ陣も含めて我々も成長させてもらっていると感じています」

――後藤選手、塩貝選手の若手ストライカー2人を選んだ理由

「質問に出た2人の若手選手に関しては、最後の最後に入ってきました。経験値や実力で言えば他の選手を選んでいてもおかしくはなかったと思います。しかし、この1シーズンを見ただけでもかなりの成長曲線を描いており、このW杯を経験する中で大会期間中もさらに成長し、チームの力となってもらえるという今の期待と、そして未来への期待も込めて選ばせてもらいました。」

W杯優勝という「目標に変わりはない」

――W杯優勝という目標について

「目標に変わりはありません。ただ、目標にとらわれるよりも、自分たちが少しでも個々やチームのレベルアップをして力をつけることが、目標達成に近づくことだと思ってこれまでやってきました。過去の日本サッカーの発展に尽力してくださった先人の方々の努力を受け継ぎ、今の日本代表の勝利と日本サッカーの発展を目指し、そして未来へ繋げていく。そういう意味でも、まずはこのW杯で勝つことと成長することを目指し、一戦一戦最善の準備をして全力を出し切りたいと思っています。三笘に関しては、本人が一番痛くて辛い思いをしていますし、我々にとっても大きな痛手で本当に悲しい出来事です。ただ、彼がいないから結果や成長が得られないということではなく、みんなで勝っていく、みんなで成長していくということをこれまで通りやっていければと思っています」

――経験者の増加とバランスについて

「選考前は、もっと過去の経験組が多いチーム構成になるかなと想像はしていました。ただ、コーチングスタッフでニュートラルに選手の競争を見て、過去の実績は尊重しつつも『今の力』を見て選考しました。過去・現在・未来を掛け合わせた『今のベスト』を選んだ結果が、今回の顔ぶれに反映されたと思っています。それでも複数回W杯に出る選手は増えましたので、経験者が多い方がよりチームが落ち着き、いろんな状況に対応しながら力を発揮していくことに繋がっていくと考えています」

――前回大会の経験の反映について

「カタールW杯での成果と課題をしっかり振り返り、この北中米W杯で自分の仕事を全うしたいと思っています。私自身の経験だけでなく、岡田さんや西野さんなど歴代の監督やスタッフが経験してきた全ての知見を活かして、少しでも可能性を上げられるように全力を尽くしたいです。日本サッカー協会も世界一を目指すための環境作りをしていただいているので、これまでの経験に今大会で必要なことをプラスして、万全の準備で自信と勇気を持って挑みたいと思います」

配信元: iza!

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