思いきって単身赴任中の兄に相談
これはもう無理だと感じた私は、兄に今までのことをすべて連絡しました。
今までは、兄に「甥っ子くん、今うちに来てるよ」程度しか伝えていませんでした。兄が突然単身赴任になり、一人で心細い中での育児は大変だろうと思っていたからです。連日のように預かっているのは事実でしたが、兄に言うと告げ口をするような気持ちになるため、していませんでした。
しかし、もう私も限界です。平和に交流を続けていたであろう妻と妹が、このような事態になっているとは思いもしなかったでしょう。
すると、その日の夜に新幹線に乗って帰って来てくれた兄。
青ざめた顔で私に謝りながら「なんでもっと早く言ってくれなかったんだ……」とうなだれます。そして、私の夫に娘と甥っ子を任せ、兄と二人で兄の家へ向かいました。
兄の家に行くと、まさかの──!
家に入ると、そこにいたのは義姉と見知らぬ男性。
兄が単身赴任なのをいいことに、不倫相手を家に招いていたのです。
これを機に、兄夫婦は離婚。甥っ子の親権は兄へ。会社に相談して単身赴任を切り上げてもらい、今はお互いに助け合いながら生活をしています。
義姉への気遣いのせいで、自分に我慢を強いていたと反省した私。そして、たとえ身内でも感謝の心を忘れてはいけないと強く感じた出来事です。
【体験者:30代・女性Webデザイナー、回答時期:2026年1月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:清水マキ
育児を機にキャリアを転換し、独学からライター講座の添削講師まで登り詰めた実力派。PTAやスポ少での積極的な交流から、ママたちの「ここだけの話」を日々リサーチ。金融記事も手がける確かな知性と、育児に奮闘する親としての等身大な目線を掛け合わせ、大人女性のライフスタイルから切実な悩みまでを鋭く、温かく描き出す。

