血圧測定で下の血圧が100を超えた場合の正しい対処法・改善法は?
医療機関へ相談
まずは内科、できれば循環器内科を受診しましょう。
以下の場合には救急車の要請が必要です。
突然の激しい頭痛
ろれつが回らない
手足の麻痺
胸痛や息苦しさ
視野が欠ける・見えづらい
症状がない場合には、
まず生活習慣の見直し
それでも高血圧が続けば、血圧を下げる薬による治療(降圧薬)
という流れで治療が行われます。
血圧を定期的に測定
血圧は、以下の影響を大きく受けます。
不安・緊張
ストレス
食事内容
飲酒
睡眠不足
そのため、1回血圧が高いだけで高血圧とは判断しません。
とくに「診察室でのみ高血圧になる」人もいるため、家庭血圧が非常に重要です。
測り方の目安
期間:5~7日程度測り、平均をとります。
朝:起床後、排尿をすませ、朝食前・薬を飲む前
夕方:食事や入浴の前
このような条件で測定し、家庭血圧の平均値が135/85mmHg以上であれば、医療機関の受診が勧められます。
生活習慣の改善
高血圧は、生活習慣の改善が治療の土台です。
適度な運動
食生活の改善
肥満の解消
薬でも血圧は下げられますが、生活習慣を整えることで、
薬の開始を遅らせられる
必要な薬の量を減らせる
という可能性があります。
運動に関して
理想は1日30分程度の有酸素運動(散歩・速歩など)
難しければ、一駅分歩く、エスカレーターではなく階段を選ぶ
など、「今より少しだけ増やす」ところから始めると続けやすくなります。
食事に関しては以下の通りです。
減塩(目安は1日6g未満を意識)を心がける
飽和脂肪酸やコレステロールを控える
食物繊維を多めにとる(野菜・海藻・豆類など)
肥満の解消に関しては以下の通りです。
運動や食事に気をつけることで、肥満の解消にもつながります
体重が減ること自体にも、血圧を下げる効果があります
つまり、生活習慣の改善は、
「血圧の低下、脂質や糖代謝の改善」
「体重の減少」
に同時に効いてくるので、まさに一石二鳥といえます。
「下の血圧が100を超えたら」についてよくある質問
ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「下の血圧が100を超えたら」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
血圧の下が100の場合、どのような症状が出てきますか?
大沼 善正 医師
下の血圧が100を超えただけで、すぐに症状を来すことはほとんどありません。ただし、頭痛がする・ろれつが回らない・手足の麻痺がある・胸の痛みや息苦しさがある・目が見えづらいなどがある場合には、高血圧緊急症といわれる状態に該当する可能性が高く、早期に医療機関を受診する必要があります。
血圧の上が基準値でも下が100の場合、高血圧なのでしょうか?
大沼 善正 医師
はい、その通りです。上の血圧・下の血圧のどちらか一方が高血圧の基準に当てはまっていれば、「高血圧」と診断されます。ただし、1回だけの数値では判断せず、時間を空けて複数回測定し評価します。
血圧の下が100の場合、医療機関に受診を検討した方が良いでしょうか?
大沼 善正 医師
下の血圧が100であれば、症状がなくても早めに医療機関を受診しましょう。厚生労働省の「標準的な健診・保健指導プログラム」でも、未治療の方で収縮期血圧が160mmHg以上、または拡張期血圧が100mmHg以上の場合には、すぐに医療機関を受診するように推奨されています。また、血圧の数値にかかわらず、突然の激しい頭痛、手足の麻痺、ろれつが回らない、胸痛や強い息苦しさ、急に目が見えにくいといった症状を伴う場合は、高血圧緊急症など危険な状態の可能性があります。こうした症状があるときは、迷わず救急外来を受診しましょう。

