午後のキーワードは「ヘチ・深場・シンキングミノー」
13時を過ぎ、入渓点へ戻る頃には暖かな日差しが渓に差し込んでいた。そこへ届いた1通のメッセージ…イワナの写真。…嫌な予感が的中する。友人と相方は、すでに釣果をあげていたのだ(泣)。合流して話を聞くと、〝右岸のヘチギリギリに重めのシンキングミノーをできるだけ深いレンジに入れて探る〟これが正解だったという。
アドバイス通りキャストすると、岩陰から機敏な魚影が飛び出した。
「ギラッ!ヒット!」
上がってきたのは、美しいイワナだった。そこから角度を変えるたびに、何度も反応が出る。ただし条件はいたってシビア。ヘチを外すと一切出ない。キャスト精度と角度の重要性を、身をもって思い知らされる時間だった。
ここから2尾を追加し、目標だった「放流前キャッチ」を達成することができた。
放流後は二極化。ルアーはイワナ、エサはヤマメ
15時前、本流全域で放流が開始された。私たちのポイントにも魚が放たれていく。
このタイミングで最初に反応があったのはエサ釣りだった。まだルアーに反応しない魚も、エサには喰い始める。釣られいく魚はほぼヤマメである。
しばらくすると、バラけた魚がルアーにも反応し始めた。レンジを合わせ、大きめのトゥイッチを入れるとスイッチオン!勢い余ってミノーを喰おうとして空振り連発。魚も釣り人も悶絶である(笑)。
不思議なことに、ルアーではイワナ、エサではヤマメと完全に釣り分けられている状況だ。気づけば11時間もの間、竿を振り続けていた。まだ水温は低く、春本番はこれから。だが神流川には、確実に魚はいる。
●深場を探す
●ヘチを丁寧に撃つ
●重めのシンキングミノーを用意する
この3つを意識すれば、厳しい状況でも“答え”は返ってくるだろう。
まだまだ水温も低く春本番の訪れが待ち遠しい神流川であるが、川には多くの魚の姿が見られ、ポイントを掴めば満足のいく釣果も期待できる!
これから神流川でルアーフィッシングをする際には、少し重めのシンキングミノーを忘れずに忍ばせて頂きたい!そして水深のあるヘチ際を攻めながら歩けば、きっとここぞの1尾を手にする糧となることだろう!

