ある日、職場の後輩から思いがけないひと言をかけられました。私はその言葉に、心の底から驚きました。自分ではそんなつもりはまったくなく、むしろ普通に接しているつもりだったからです。けれど、この出来事をきっかけに、自分の中の“当たり前”が、相手には違って伝わっていたことを思い知ることになりました。
後輩のひと言に驚いた瞬間
その日、職場で後輩に「いつも怒ってます?」と聞かれ、私は思わず言葉を失いました。あまりに突然のことで、「どうしてそんなふうに思ったの?」と聞き返すのが精いっぱいでした。すると後輩は、「話しかけても目を合わせてくれないし、返事もそっけないので、怒っているのかと思っていました」と話してくれたのです。
私は自分では穏やかに接していたつもりだったので、その言葉がとても意外でした。同時に、知らないうちに相手を不安にさせていたのかもしれないと思い、胸がざわつきました。
自分では普通でも、周囲には違って見えていた
後になって思い返してみると、私は仕事に集中しているとき、つい相手の顔を見ないまま返事をしたり、無意識に表情が険しくなったりしていたようでした。
気になって他の同僚にもそれとなく聞いてみたところ、同じような印象を持っていた人がいたことがわかりました。その瞬間、顔から火が出るような思いになりました。
自分の中では普通の態度だったのに、周囲には冷たいように映っていたのです。悪気がなかったとしても、受け取る側にそう感じさせていたのだと思うと、何とも言えない恥ずかしさが込み上げました。

