内容への受け止めは?
編集部
厚生労働省が発表した内容への受け止めを教えてください。
菅原先生
今回の提言は、これまで「ワクチン」を前提としていた予防接種制度の中で、ワクチンとは仕組みが異なる抗体製剤を予防接種に用いる医薬品の一つとして扱えるようにするための重要な一歩だと受け止めています。一方で、この提言によって直ちに抗体製剤が定期接種として広く使用できるようになるわけではありません。今後、対象となる子ども、接種時期、母子免疫ワクチンとの関係、費用負担、安全性評価、産科や小児科での運用体制などを具体的に整理していく必要があります。保護者には、「RSウイルスを完全に防げる」というよりも、「重いRSウイルス感染症を減らすための予防手段が広がる可能性がある」と理解してもらうのがよいと思います。
編集部まとめ
RSウイルス感染症は多くの子どもがかかる身近な感染症ですが、乳幼児では重症化することもあります。今回の提言によってRSウイルスから赤ちゃんを守るための選択肢が増える可能性があります。日頃から手洗いや換気を心がけ、流行時期には小さな子どもの体調変化に早めに気づけるよう過ごしましょう。
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