結婚を決めるまでの時間は、いい意味でとても早かったと思います。相手は思いやりのある言動が自然にできる人で、手料理もじょうずで、物を大切にする考え方にも惹かれました。見た目も好みで、「この人となら幸せになれそうだ」「自分も幸せにしたい」と思い、私は結婚を決めました。
見えていたのは、理想の結婚生活
結婚後、妻は専業主婦、私は仕事をして家計を支えるという形で生活が始まりました。お互いを尊重しながら暮らしていたつもりですし、給料は妻に渡し、私は小遣い制という、どこにでもあるような家庭だったと思います。
当時の私は、家のことは妻に任せておけば大丈夫だと信じていました。大きな不満もなく、穏やかな毎日が続いていたので、まさか家計の中で大きな問題が起きているとは思ってもいませんでした。
貯金が消えていたと知った日の衝撃
あるとき、貯めていたはずのお金を使って旅行に行こうと妻に提案しました。ですが、妻はなかなか首を縦に振ってくれず、「旅行は好きじゃない」と繰り返すばかりでした。そのため、旅行の話は諦めることにしました。
その後、車の買い替えの時期が来たので、今度はその資金のことを前提に話をしたところ、妻から「うちにはそんな蓄えはない」と言われたのです。私は耳を疑いました。「そんなはずはない」と聞き返すと、貯まっていると思っていた約500万円が、5万円ほどになっていることを知りました。
何があったのか問いただしたところ、妻は競馬に使ってしまったと話しました。私はただあぜんとするしかありませんでした。

