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良く使う調味料「醤油の健康効果」はご存じですか?注意点も管理栄養士が解説!

良く使う調味料「醤油の健康効果」はご存じですか?注意点も管理栄養士が解説!

醤油の効果は?メディカルドック監修管理栄養士が栄養素・健康効果・保存方法について解説します。

佐藤 直美

監修管理栄養士:
佐藤 直美(管理栄養士)

病院・老健・老人ホーム・障害者施設などで給食管理・調理・栄養管理・衛生管理などに携わってきました。
2015年管理栄養士免許取得。

醤油とは?

醤油とは?

醤油とは、大豆や小麦を主原料とし、麹菌の働きを利用して発酵・熟成させて作られる、日本を代表する液体調味料です。独特の香ばしい香りと深いうま味が特徴で、和食の味付けの基本として広く使われています。
製造過程では、まず蒸した大豆と炒った小麦に麹菌を加えて「醤油麹」を作ります。そこに塩水を加えて「もろみ」と呼ばれる状態にし、数か月から長いものでは数年かけてじっくりと発酵・熟成させます。この過程で、たんぱく質が分解されてアミノ酸へと変化し、醤油特有のうま味やコクが生まれます。最終的にもろみを搾って加熱処理を行うことで、風味豊かな醤油が完成します。
醤油にはいくつかの種類があり、最も一般的な濃口醤油をはじめ、色が淡く素材の色を活かす淡口醤油、うま味が強くとろみのあるたまり醤油、再度仕込むことでコクを深めた再仕込み醤油、色の非常に薄い白醤油などがあります。これらは料理の用途や地域によって使い分けられています。
醤油は発酵によって生まれるアミノ酸を豊富に含みます。これらのアミノ酸の働きにより、肉や魚の生臭さを和らげる効果が知られています。また、料理にうま味を加える役割を果たし、例えばかつおだしと組み合わせることで、うま味の相乗効果が得られます。一方で食塩も多く含まれているため、日常的に使用する際には量に配慮することが大切です。
このように醤油は、単なる調味料にとどまらず、発酵の力によってうま味と香りを引き出した、日本の食文化を支える重要な存在といえます。

醤油の健康効果

醤油の健康効果

抗酸化作用

醤油には、メラノイジンと呼ばれる褐色色素などが含まれており、これらは活性酸素の除去に関与する抗酸化作用を持つとされています。抗酸化作用は体内の酸化ストレスと関係しており、生活習慣の中で注目される要素の一つです。
ただし、醤油に含まれるこれらの成分によるヒトでの明確な健康効果については、十分な科学等的な根拠が確立されているわけではありません。そのため、健康効果を過度に期待するのではなく、あくまで食品としての特性の一つとして理解することが重要です。

消化をサポートする働き

醤油は発酵の過程でたんぱく質がアミノ酸などに分解されており、消化の負担が比較的少ない成分構成となっています。また、うま味や香りといった風味が食欲に関与し、結果として食事全体の摂取や消化に影響を与える可能性が指摘されています。ただし、胃液分泌の促進などの明確な作用についてはヒトでの十分な科学的根拠は限られています。一方で、醤油は製造過程で加熱処理されるため、生きた微生物はほとんど含まれていません。そのため、発酵食品としての腸内環境への直接的な影響は限定的であり、主に風味づけなどの補助的な役割を担う調味料といえます。

食欲や満足感を高め、減塩につながる可能性

醤油の香ばしい香りやうま味は、食欲に関与する要因の一つとされています。これらは主に、アミノ酸と糖が反応するメイラード反応によって生じる香りや色合いに由来します。料理に少量加えることで味に深みやコクが生まれ、食事全体の満足感を高めることにつながります。その結果、過度な味付けをしなくても満足しやすくなり、食事の質の向上に寄与する場合があります。一方で、醤油自体は食塩を多く含む調味料であるため、使用量によっては食塩摂取量が増える点には注意が必要です。ただし、だしや香味野菜などと組み合わせてうま味や風味を活かすことで、結果として使用する食塩量を抑えられる場合があり、減塩を意識した食生活における工夫の一つとして活用されています。

配信元: Medical DOC

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