「消防車は赤」年少の息子が描いた“青い消防車”を否定され、不安に押しつぶされそうだった母。しかし、担任が変わった春、新しい先生が放った一言に涙が止まらなくなります。関わる大人によって変わる「正解」の形。母として一番大切なことに気づかされた筆者の友人のエピソードです。
「普通と違うのかな」と不安になったあの日
息子は年少の時、“青い消防車”を描いたことがありました。
すると担任の先生に
「消防車は赤だよ」
と言われ、息子は赤色の消防車に描き直したそうです。
先生は「正しい知識」を教えようとしてくれたのだと思います。しかし当時の私は、その言葉に過剰に反応してしまいました。
その時は、息子の自由な発想よりも
「うちの子普通と少し違うのかな」
そんな、漠然とした不安ばかりが胸に広がっていたのです。
「素敵」と言われた青い消防車
でも年中で担任が変わり、再び絵を描く機会があった時のことです。
先生から、息子がまた青い消防車を描いていたと聞きました。
また否定されると身構えた私に、新しい先生は笑顔で
「青の消防車、すごく素敵!」
と受け止めてくれたのです。
その話を聞いた時、胸の奥がじんわり熱くなりました。

