黒柳徹子が司会を務める「徹子の部屋」(テレビ朝日系)が20日、放送され、俳優の佐藤二朗がゲスト出演。佐藤が原作と脚本、主演を兼務した新作映画の鑑賞を徹子がある理由で拒否して、佐藤を苦笑いさせる一幕があった。
ドラマや映画のほか、歴史ドキュメンタリー番組のMCなど各方面で引っ張りだこの佐藤。4年前の初出演では、「唯一貰った賞はNG大賞」と言っていたが、昨年公開された映画「爆弾」で演じた正体不明の中年男の怪演が高く評価され、「日本アカデミー賞」最優秀助演男優賞をはじめ、主要な映画賞を総ナメにした。
「俳優になる」と決めたのは小学4年生のとき。しかし芝居で生きていく勇気が持てず、大学を卒業してリクルートに就職したものの、「役者の道を諦めることになる」と今さらながらに気づいて1日で退職。会社の寮に荷物を全部置いたまま、鈍行列車で実家に帰ってしまったという。アルバイトをしながら芝居を続けたり、小さな広告代理店に就職して営業マンをするなど紆余曲折した20代はボロボロだった。そんな生活を支えてくれた愛妻とは30年以上のつき合いだが、どんどん好きな気持ちが増していると最大級のおノロケを展開。「ノロケを禁止されている」と愚痴りながらも、「いつかお別れの時が来たときに後悔したくない」と大好きアピールは止まらなかった。
番組終盤、22日に公開される佐藤の新作映画「名無し」が紹介された。徹子は「なんか親しみやすいお顔には見えるんですけど、演技をなさると怖いんですよ」と前置きして、佐藤が演じる返り血を浴びた無差別殺人犯の写真に「うわ~すごい! こんな怖いの?」と驚嘆。佐藤は、徹底した絶望を描くためにこの主人公を造形したと述べ、「メンタル壊れかねないような絶望を書いたつもりなので、自分で引き受けるしかないと思って」と自ら演じることを決意した思いを熱く語った。そして「もし、あれでしたら、御覧…でも、徹子さん、怖いの苦手って…お化けと人が死ぬのは絶対見ないということで…」と遠慮がちに鑑賞を勧めようとすると、徹子は「ダメなの私。血だらけもヤダ」とキッパリ拒否。佐藤も無理強いできず、「ちょっと、じゃあ、次のどこかで…」と苦笑いするしかなかった。

