女優の見上愛が一ノ瀬りん、上坂樹里が大家直美という2人のヒロインを演じるNHK連続テレビ小説「風、薫る」(総合など)の第40回が22日に放送される。
朝ドラ「風、薫る」第40回(5月22日放送予定)ポイント
りん、和泉千佳子(仲間由紀恵)の本心を聞きどうすべきか悩む
りん、思い切って千佳子の夫・元彦(谷田歩)を呼び出す
「シマケン」島田健次郎(佐野晶哉)、美津(水野美紀)安(早坂美海)親子にうれしい報告
朝ドラ「風、薫る」第8週「夕映え」(第36~40回)ストーリー展開【ネタバレ】
りんや直美たちが見習実習をする帝都医科大付属病院に乳がんを患う和泉侯爵夫人の千佳子が入院してきた。病院生活を嫌がる千佳子に手こずる教授の今井益男(古川雄大)たちは、看護役に、見習生のりんを指名。何かが起きた時の責任転嫁を見抜いた看護教師バーンズ(エマ・ハワード)は反対するが、直美の説得とりんの立候補で、りんが担当することになる。しかし千佳子は看護婦に懐疑的で、寄り添おうとするりんを徹底的に突き放した。
落ち込むりんに、直美が寄り添い、どうやっても患者と同じ気持ちにはなれないが、分かろうと努めることが大事なのではないかと伝える。
そんななか、千佳子のもとに夫の元彦と息子の行彦(荒井啓志)が訪れ、主治医の今井が2人の前で病状説明を始めた。千佳子は咄嗟に左胸を隠した。その仕草に気づいたりんは、わざと物を落として説明を中断させた。家族が去った後、千佳子は手術をしたくないという本音を明かし、「華族といっても元は武家。武家の女として潔く死にます」と吐露。りんも「私ももとをたどれば武家の娘でございます」と返し、千佳子の生きる助けになりたいと寄り添った。千佳子は心を開きかけるが、手術を拒否する理由だけは明かしてくれなかった。
その頃、りんの母・美津が働く「瑞穂屋」に、シマケンが友人の槇村太一(林裕太)とその兄・宗一(上杉柊平)を連れて来店。美津は独身で役人の宗一を妹・安の結婚相手として見初め、シマケンに仲立ちを依頼した。
一方、直美は街で初老の男から、昔世話になった女郎・夕凪と間違えられる。不審に思った直美が男の後を追うと、そこで男の相手をする「詐欺師」寛太(藤原季節)の姿を目撃した。
りんは今井を訪ね、千佳子の診察の際、もう少し配慮してほしいと頼んだ。千佳子の病気は胸で、衝立があるとはいえ、家族の前で病状を聞くのは千佳子にとって恥ずかしいことではないかと伝える。りんの訴えを聞いた今井たちは考えを変え、次から診察室に来てもらうことにした。りんは千佳子を診察室へ案内。病室を出ることは、千佳子にとっていい気分転換になった。
一方、直美は寛太とまさかの再会を果たした。追いかけてきた男は裏口からもう出て行ったという。寛太は賭博場で客から金を巻き上げており、「女、だますよりましだろ?」とうそぶいた。直美に借りがあるという寛太は、母親と思われる「夕凪」について調べておくと約束。直美は「そんなに似てるっていうなら顔くらい見てやろうってだけ」と強がった。寛太は、自分を捨てた親でも生きているほうがいいのかもしれないと言い、「俺は親兄弟みんな死んじまったから、人生全部自分のためだけのもんだ。けど、自分だけだと、どうもふんばりがきかねぇ。悪いことしても歯止めがきかねえ。親や兄弟のためならきっと…」とつぶやいた。
翌日、りんは病室で千佳子に双六をしようと持ちかけ、2人でサイコロを転がした。りんは千佳子と双六を楽しみながら、かつて夫と離縁した過去や、娘がいることなどを明かした。すると、千佳子も夫との思い出や本心を語り始める。子供を産んだら大人になり、子供が独り立ちするころにはおばさん、おばあさんになるものだと考えていたが、気持ちは変わらず、大人のふり、おばさんのふりがうまくなるだけだったと振り返り、「こんな歳になっても、私…私、悲しいの。胸がなくなるのが。胸のない私で夫の隣にいるのが悲しくて恥ずかしくて…。そんなことを思っていると口にするのも恥ずかしくて…。だったらこのまま何もせず、今の私のままで…だけど…」と吐露した。どうしてこんな意地悪な病があるのかと泣く千佳子の背中をりんは優しくさすった。
朝ドラ「風、薫る」第40回見所
千佳子から本心を打ち明けられたりんは、どうすべきか悩み、バーンズと直美に相談する。思い切って元彦を呼び出したりんは、意外な事実を知る。
一方、一ノ瀬家では、シマケンが美津と安にうれしい報告をしに訪れていた。
朝ドラ「風、薫る」とは?
大関和と鈴木雅という実在した2人のトレインドナース(正規に訓練された看護師)をモチーフにした朝ドラ。激動の明治時代、まったく違う境遇に生まれ、それぞれ生きづらさを感じていた2人の女性が、未開の看護の道を切り開いていく姿を描く。「あなたのことはそれほど」「病室で念仏を唱えないでください」「くるり~誰が私と恋をした?~」などの連ドラで知られる吉澤智子さんが脚本を書き、Mrs. GREEN APPLEが主題歌「風と町」を歌う。

