休日の朝は、家族がそろう貴重な時間。みんなのために朝食を準備するのは楽しい反面、気づけば自分だけ後回しになっていることもあります。今回は筆者の友人A子さんから聞いた、何気ない朝に感じた小さな気づきのエピソードをご紹介します。
家族優先の朝時間
休日の朝、私は家族のためにキッチンに立ち、ホットケーキを焼き続けていました。小学生2人と中学生の息子たち、そして夫は、焼き上がったものから順番に食卓へ運び、楽しそうに食べています。家族が喜んでくれる姿を見るのはうれしいものの、焼く側はどうしても食べるタイミングを逃しがち。気づけば私は座る間もなく、ずっとキッチンに立ったままでした。
悪気のないひと言
息子たちが満足して席を立ち、朝食が終わりかけた頃でした。まだキッチンで自分のホットケーキを焼いている私に、夫が「ジャムとかメープルシロップ、片付けていい?」と声をかけてきました。夫としては片付けを手伝おうとした自然な行動だったのだと思います。ただその瞬間、私はまだ一口も食べていないことに気づき、胸の奥に小さな寂しさが広がりました。「ホットケーキまだ焼いてるの見て分からないの?」「私まだ食べてないんだけど!」という言葉を飲み込みながら……。

