乳がんを発症すると脇のどの辺りにしこりができる?
乳がんによる脇のしこりができやすい位置はどこかについてご紹介します。
脇のくぼみの中央
乳がんが脇のリンパ節に転移すると、最初にしこりができるのが脇の窪みの中央あたりです。胸の前面を覆う大きな扇形の筋肉である、大胸筋の外側の脂肪の中にあるリンパ節を触れます。
脇のくぼみの奥
脇のリンパ節で次に転移しやすいのが、大胸筋や小胸筋のリンパ節です。脇のくぼみの奥の方に触れることで、リンパ節転移に気づくケースもみられます。なお、小胸筋(しょうきょうきん)は、大胸筋の奥にある、肋骨と肩甲骨をつなぐ小さな筋肉です。深い場所にあるのでしこりに気がつくことは少ないでしょう。超音波検査などの画像検査で発見されることが多いです。
鎖骨の下
さらに乳がんの脇のリンパ節転移が広がっていくと、大胸筋の内側のリンパ節に転移します。鎖骨の下あたり、脇のさらに上の方にコリッとしたしこりに気がつくことがあります。
「乳がんと脇のしこり」についてよくある質問
ここまで乳がんと脇のしこりなどを紹介しました。ここでは「乳がんと脇のしこり」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
乳がんが脇に転移するとどんな症状が現れますか?
山田 美紀 医師
乳がんが脇のリンパ節に転移をすると、脇に硬いしこりが現れるといった症状で気づかれるケースもあります。まず、しこりを触れる位置は脇のくぼみの中央辺りが多いです。しこりは触っても痛みを感じない場合がほとんどですが、進行して周りの神経にがんが浸潤すると痛みを伴うことがあります。風邪によるリンパ節の腫れは1週間程度で良くなることが多いです。しかし、乳がんが腋のリンパ節に転移している場合は自然には改善しません。

