俳優の岡田将生が主人公の田鎖真、染谷将太が弟の稔を演じる連続ドラマ「田鎖ブラザーズ」(TBS系、金曜22時)の第6話が22日に放送され、山岳写真家・辛島ふみ(仙道敦子)が、町中華の店主「もっちゃん」こと茂木幸輝(山中崇)の耳元で「何か」を囁く場面があった。演出上、ふみの言葉は意図的に伏せられており、字幕でも表示されない徹底ぶり。その一言は、31年前に起きた両親殺しの真相につながる重大なヒントになるとみられる。またこの日、ついに茂木の母・カル(三谷侑未)が初登場。急展開を見せるドラマに、考察班の動きが活発化している。
「田鎖ブラザーズ」とは
2010年4月27日に殺人罪などの公訴時効が廃止されたものの、わずか2日の差で両親殺害事件の時効が成立してしまった田鎖兄弟が、凶悪事件に向き合いながら31年前に起きた両親殺傷事件の真相を追い続けるクライムサスペンス。連続ドラマ「アンナチュラル」「MIU404」「海に眠るダイヤモンド」(いずれもTBS)などで知られる新井順子氏がプロデューサーを務める。
「田鎖ブラザーズ」第6話の流れ(ネタバレあり)
第5話(15日放送)では、両親の殺害現場であるかつての自宅でみつかった密造銃について兄弟が独自に調査。事件当時、父・朔太郎(和田正人)や彼が働いていた辛島金属工場の周辺を調べていたノンフィクション作家の津田雄二(ずん・飯尾和樹)が持っていた工場の仕入れ票が見つかり、工場の顧問税理士が確定申告のために作成した補助簿では消されていた金属「SNCM」が、拳銃の製造に使われるものであることを稔が突き止めた。また真は、事件前に周辺で起こった発砲事件に暴力団の五十嵐組が関与している可能性があることにたどり着いた。
この日の放送で、兄弟は、津田が寝泊まりしていた簡易宿泊所に押し入ったのが五十嵐組の構成員で、津田のノートやファイルを根こそぎ持ち去ったこと、津田が持っていた工場の写真の裏に拳銃を意味する「道具」という文字が書き込まれていたことをつかみ、工場と五十嵐組が拳銃の密造でつながっていたと確信した。
兄弟は、食事のため、いつものように幼少期から自分たちのことを弟のように気遣ってくれる茂木の店へ出向いた。入店してきた2人に茂木は何かを伝えようとするも、納品業者が来て対応せざるを得なくなり、何も言えなかった。いつものカウンター席に座った真が、31年前のことが書かれているはずの津田のノートを急ぎ入手しなければと焦燥感を募らせて「あの時、何があったのか…」とつぶやき、稔は「工場のことがわかれば、きっと…」と口にした時、2人の横から「『きっと…』何?」と声がした。振り向くとそこにふみがいた。彼女は、山岳写真家であると同時に、同工場の元工場長・貞夫(長江秀和)の妻。2人に「工場の何を調べてるの?」と問いただした。驚く真と稔に、ふみは、稔が工場の税理士のもとで補助簿を入手したことについて、「なんか、コソコソすんの良くないなあ」と咎め、稔が、父親が作ってくれたロボットのおもちゃを修理するためにどうしても素材を調べたかったのだと釈明すると、「ホントにそれだけ?」と鋭い視線を向けた。稔は、うそがバレないよう、まっすぐふみの目を見据え、「はい、それだけです」と返答。今度は真が「ふみちゃんは、俺たちに何か隠してることないですか?」と直球をぶつけた。ふみは目を伏せると「どう思う?」と逆質問し、「聞いてるのは俺のほうです。あの工場で本当に…」と追及する真を無視し、茂木に声をかけて会計を頼んだ。真は答えを引き出そうと食い下がるが、ふみは笑顔で「会えてうれしかった」とはぐらかしたまま、代金を払って帰っていった。
自宅に戻ったふみは、玄関先に体調の悪そうな津田が訪ねてきた時のことを思い出す。その時、津田は「辛島ふみさんですよね」と確認。ふみが「どちらさまですか?」と尋ねると、大事そうに抱えていたノートを差し出し、「これ、買ってくれませんか? 30年前のことが、ここに全部書かれています」と頼み込んできた。
後日、外出で夫の通院に付き添えないふみから代行を依頼された茂木が、貞夫を連れて病院から辛島家にやってきた。広告の仕事が早く終わったというふみはすでに帰宅しており、代わりに付き添ってくれた茂木に感謝。そこには、茂木の母で、ふみたちの家事や貞夫の世話を手伝っているカルもいた。カルが風呂掃除をしている間、コーヒーを飲んで待つよう勧められた茂木は、早く帰りたそうで、居心地悪そうにソファに腰掛けた。ふみはカップにコーヒーを注ぎながら、兄弟から何か聞いていないかと茂木に問いかけ、「2人が話してたノートって、津田が持ってたやつのこと?」と確認した。茂木は何も知らないと返すが、ふみは目をそらしたままかぶせぎみに「困るのよねえ。変な噂が立ったら仕事に影響するから」と愚痴ると、背後から茂木の耳に口を近づけて何かをささやき、釘をさすように真剣な眼差しで目を見つめた。そして、そんな緊張感を打ち消すように微笑んで土産物を渡し、夫のもとへ。1人残された茂木は、ふみから言われた「言葉」で委縮し、表情を曇らせた。
もっちゃん(山中祟)の母・カルの“人質説”も
ふみの言葉は、このタイミングではまだ明かせない「核心」に関わる内容であることは間違いない。2人の「ただならぬ」関係性を浮き彫りにするこのやり取りを受け、SNSには、
「ふみさん…もっちゃんになに囁いた?」
「なに?! もっちゃんに何言ったの?!」
「『あの兄弟』って言い方にトゲがあるね」
「ふみちゃんの笑顔が逆にこわいな…」
「ふみちゃん、黒幕すぎる…」
「何だか全てを仕切っている感じがする」
「ふみちゃんほぼホラーじゃん」
「ふみちゃんに指示されて動いてる可能性ある?」
といったコメントが続々。
ドラマ随一の癒しキャラでもある茂木が真犯人ではないかとの考察は、初回から有力説の1つとして注目されてきた。この日、ふみの前で挙動不審な反応を見せた茂木を心配する人も多く、
「もっちゃん弱味握られてる?」
「もっちゃんは…なにも知らないよね…何も悪いことしてないよね…(泣)」
「もっちゃん大丈夫かな、、私は信じたいよー、味方であってほしいよ」
「ふみさん、もっちゃん利用せんといてー!」
「もっちゃんとあの夫婦ってどういう関係なの? もっちゃん、あの夫婦に逆らえない?」
などの声も寄せられた。
また、相関図では紹介されていたものの、このタイミングで初登場となったカルについて、
「かなりお歳を召してるのに、ふみさんちで小間使いみたいなことしてるの?」
「もっちゃんのお母さんが人質か」
と不審に感じる視聴者も見受けられた。

