コーヒーが原因で胃ポリープができることはあるのでしょうか。メディカルドック監修医がコーヒーと胃ポリープの関係・できやすい人の食生活について解説します。気になる症状は迷わず病院を受診してください。
※この記事はメディカルドックにて『「コーヒーが原因で胃ポリープ」ができることはあるの?医師が徹底解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
齋藤 雄佑(医師)
日本外科学会外科専門医。日本医師会認定産業医。労働衛生コンサルタント。
「胃ポリープ」とは?
「胃ポリープ」は、胃の内側をおおっている粘膜(ねんまく)が、部分的にイボのように盛り上がった「できもの」のことを指します。健康診断や人間ドックなどで胃カメラ(内視鏡)検査を受けた際に、偶然見つかることも少なくありません。胃ポリープにはいくつかの種類があり、その多くは良性で、特に治療を必要としないものが多いとされています。しかし、種類によっては大きくなったり、まれにがん化する可能性が指摘されたりするものもあるため、どのような種類のポリープなのかを正確に診断してもらうことが大切です。
コーヒーが原因で胃ポリープができることはあるの?
「コーヒーをよく飲むと胃ポリープができるのではないか」と心配される方がいらっしゃるかもしれません。しかし、現時点において、コーヒーの摂取が直接的に胃ポリープ(胃底腺ポリープや胃過形成性ポリープ)の発生原因になるということを示す、明確な科学的根拠は確立されていません。ただし、コーヒーに含まれるカフェインには、胃酸の分泌を促す作用があることが知られています。そのため、人によっては、特に空腹時や一度に多量に飲んだ場合に、胃がもたれたり、胸やけがしたりといった不快な症状を感じることがあるかもしれません。もしコーヒーを飲んで胃の調子が悪くなるように感じる場合は、飲む量を控える、食後に飲むようにする、カフェインレスのコーヒーを選ぶなどの工夫をしてみるのも一つの方法です。胃ポリープの発生には、コーヒー単体の影響というよりも、ピロリ菌への感染や、食生活全体、喫煙、遺伝的な要因などが、より複雑に関わっていると考えられています。

