大惨敗のワケ
筆者も何度か放送をチェックしたところ、その理由がはっきりと分かりました。和久田アナのトークに、どうしても物足りなさを感じてしまうのです。たとえば、栃木の強盗殺人事件についての「私たちの常識では量りかねる行動にでている」とのコメント。これはわざわざ時間を取ってまで言う必要のないことです。視聴者もとっくにその前提でニュースを観ているからです。
しかし、和久田アナの言葉は、どれもごく当然の常識しかなぞってこないのです。それは100%に近い正答率だけれども、視聴者からしたら何の発見もサプライズもありません。優等生で完全無欠であるがゆえに、つまらなさの密度が濃くなってしまっているのです。
安住アナとの「決定的な差」
その差は、同時間帯の『情報7daysニュースキャスター』(TBS系)の安住紳一郎アナウンサーと比べると一目瞭然です。安住アナは、シリアスな話題でも文脈を補足したり、そこから考えが広がるメッセージを言外に込めたりしつつ、ハメを外せる気楽なトピックでは、三谷幸喜氏との手練れたトークを展開します。
寄り道をしながらも、ユニークな空気感を醸しているわけですね。この脱線するユーモアこそ、和久田アナに欠けている要素なのです。

