犬が愛情不足のときのサイン

後追いがひどい
パピー期の子犬が飼い主さんの後追いをするのは正常な行動です。しかし成犬であるにもかかわらず後追いがひどく、トイレやお風呂で飼い主さんの姿が見えないだけでピーピー鳴いている、出かけようとすると玄関やドアまで追いすがってくるなどの場合、飼い主さんの愛情に飢えている可能性があります。
「飼い主さんにかまってほしい」という気持ちが強いと同時に、飼い主さんから愛されている自信がないため、少しでも離れてしまうとそのまま置いて行かれてしまうのではと不安なのです。
無駄吠えする
ピーピー、キュンキュンなどと甘えた声で鳴くのは、わざと子犬のような声を出すことで「自分は小さくて弱い存在だから守ってよ、かまってよ」と飼い主さんの母性本能に訴えかけようとしている行動です。
またそうした甘え声だけでなく「ワンワン」といったはっきりした声での無駄吠えも、飼い主さんに「こっちを見て」「自分の存在を認識して」とアピールしているがゆえの場合があります。
破壊行動をとる
お留守番中や飼い主さんが目を離したすきに壁紙や家具をめちゃくちゃに壊してしまうという破壊行動は、一見するとしつけ不足による単純な問題行動のように思われがちです。
ですがその裏には飼い主さんからの愛情不足によるストレスや不安が隠れていることもあるため要注意です。ストレス発散のために暴れてしまったり、あるいは「叱ってくれるときしか自分に向き合ってくれない」から「叱られる行動をとっている」のかもしれません。
マスターしたはずのしつけを失敗する
わざと叱られようとする行動として、とっくにマスターしているはずのしつけを突然失敗するというパターンもあります。典型的なのはトイレの失敗です。粗相をすることで飼い主さんの注意を引き、かまってもらおうとしているのです。
ストレスサインを見せる
飼い主さんからの愛情を感じられないというのは犬にとって大きなストレスです。そのため愛情不足の状態が続くと、犬は『カーミングシグナル』という特有のストレスサインを見せ、自分の心を落ち着かせようとすることがあります。下記がその代表例です。
前足をしつこく舐める 首の辺りを掻く 自分のしっぽを追いかける 生あくびをするエスカレートすると皮膚炎や自傷に繋がってしまうこともあるため、要注意です。
犬の寂しさや不安を解消するために

愛犬と向き合う時間を増やす
犬の寂しさを解消してあげるには、愛犬と向き合う時間を増やすことが第一です。忙しい毎日だったとしても、犬と暮らすと決めたからにはその時間を確保する義務が飼い主さんにはあるはずです。
お散歩をする、おもちゃで遊ぶ、マッサージやブラッシングでスキンシップをとるなど、愛犬としっかり本気で向き合いましょう。
お留守番時間を見直す
お留守番時間が長すぎるために愛情不足を感じてしまう子もいます。どのくらいの時間であれば耐えられるかはその子の性格や育ち方にもよるため一概には言えませんが、お留守番時間は短いに越したことはありません。
働き方を見直したり、家族と上手く調節するなどし、愛犬が1匹だけで過ごす時間を極力減らしましょう。
お留守番前にたくさん遊ぶ
それでもお留守番時間をゼロにすることは難しいですよね。そんな場合にはお留守番の前にしっかり愛犬と遊びましょう。体力的にもお留守番前に疲れさせることで、寂しい孤独な時間を睡眠時間に変えることができます。
またお留守番中にひとり遊びできるおもちゃや長持ちおやつを与えることも効果的です。
言葉や態度で愛を伝える
何よりも大切なのは、愛犬への愛情を言葉や態度に出してしっかり伝えることです。「犬は言葉はわからないから」と思っていませんか。たとえ言葉は聞き取れなくても、飼い主さんの表情や声のトーンなどから犬は飼い主さんの感情を読み取っています。
愛犬を撫でながら「大好きだよ」を笑顔でたくさん伝えましょう。それだけでも犬の心の安定感は変わるはずです。

