父親が大好きなわが子たち…
でも彼は、家族の将来のための貯金にまで手を出す。
「カンナとリイナの教育資金には絶対に手を付けないで。お願いだから」
「わかってるよ、しつこいな。もう買わないって言ってるだろ」
そう言って、彼はまたスマホに目を落とす。その指先が、家族の幸せを削り取っていることにも気づかずに。
私たちの新居は、2年前に建てたばかり。広々としたリビングで、カンナが「パパー!」と庸介に抱きつく姿を見るたび、私の心は揺れました。
「こんなにパパが大好きなんだから、父親を取り上げるわけにはいかない……」
でも、その甘さが、さらなる地獄を招くことになるとは、この時の私はまだ確信していませんでした。
あとがき:幸せを削る「節約」の正体
自分には厳しい節約を強いるくせに、裏では大金を溶かしている……。この裏切りほど、妻として、母として許せないことはありません。投資自体が悪ではありませんが、家族の未来を「ギャンブル」のチップにしてしまう庸介の身勝手さには、怒りを通り越して悲しみさえ覚えます。物語の冒頭から、美恵子さんの「パンク寸前」な心の叫びが痛いほど伝わってきます。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

