「副業スクール」を退会したい律だったが、水口からは「契約的にむずかしい」ことを伝えられる。それで納得をしてしまっては、元も子もない…と感じた律は、すぐに「消費者センター」へ相談をすることにした。
はやい行動に越したことはない
水口さんと話をした翌日。すぐに「消費者センター」へ連絡をしました。
「はい、消費者相談窓口です」
「あの…判断をあやまって、高額なスクールに登録してしまったのですが…。すぐに退会したいと思いまして、先方に相談したのですが、契約上むずかしいって言われてしまって…。でも、クーリングオフ制度があるはずだからと思って、相談で連絡しました」
「かしこまりました。スクールというのは?」
「副業スクールです」
「あぁ…最近、似たような件でご相談が多いです。詐欺のものもありますから…。もう支払いは済んでしまっている状況ですか?」
「いえ…ですが、カード登録をしてしまっていて…。それが開始される前に停止したいのですが」
「では、期間はあまりたっていないという認識でよろしいですか?」
「4日前に契約しました。説明を受けてから1日置いて、担当者に退会の意を伝えのですが、むずかしくって…」
クーリングオフ制度の権利
「基本的には、内容によって8日以内…もしくは20日以内であれば、クーリングオフ制度の権利がございます。お話をうかががう限り、業務提供誘引販売取引に抵触する可能性がありますので、クーリングオフは可能かと」
私は思わず、安堵のため息がもれました。
「まだ支払いはなく、カードの登録をしてしまっている…ということでしたら、早急にカードの停止をしていただいた方が良いかもしれません」
早急に行動したのが吉でした。さいわいにも、支払いがまだで良かったです。
実際には、「契約の段階で全額を支払わせる」といった詐欺が存在するようです。いくつもの消費者金融にお金を借りさせ、全額をふり込ませてから、期限が来たら一切連絡が取れなくなる…というもの。考えただけでもおそろしいですね。
本当なら、連絡の必要もないのかもしれませんが、水口さんにも一応メッセージをおくりました。
相手もめんどうくさくなったのでしょう。数日たっても返事はありませんでした。

