バナナの健康効果と食べ過ぎると現れる症状はどのようなものでしょうか。メディカルドック管理栄養士がバナナの健康効果と食べ過ぎの注意点について解説します。
※この記事はメディカルドックにて『「バナナ1本の炭水化物量」は?主食になるかや食べ過ぎの症状を管理栄養士が解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修管理栄養士:
若尾 愛加(管理栄養士)
管理栄養士の資格を取得後、転職し、療養型の病院にて入院患者様の栄養管理、給食管理を行っております。人にとって口から食事を摂ることの大切さを日々感じています。また業務委託で特定保健指導も行っており、今後も管理栄養士として様々な分野で活躍することを目標としています!
バナナとは?

バショウ科バショウ属のうち、果実を食用とする品種群を言います。
東南アジア原産で、いくつかの原種から育成された多年性植物であり、熱帯~亜熱帯の地域で栽培されるトロピカルフルーツです。
日本に初めてバナナが上陸したのは16世紀の半ばごろ。ポルトガルの宣教師が織田信長にバナナを献上したのが始まりとされています。
バナナの健康効果

効率的なエネルギー補給
バナナに含まれる糖質はブドウ糖、果糖、ショ糖など多種類でそれぞれの消化吸収の時間差があるため、即効性と持続性に長けたエネルギー補給が期待出来ます。
整腸作用
バナナに多く含まれる食物繊維は水溶性と不溶性があります。
水溶性食物繊維は便を柔らかく出しやすい状態にし、余分な脂質を吸着して便と一緒に排出することでコレステロール値や血糖値を安定させることができると言われています。
不溶性食物繊維は水分を多く含んで便のかさを増やし、大腸に適度な刺激を与えることによって便意を促す効果が高くなります。
抗酸化作用
本来なら体内に侵入したウイルスや細菌から身を守るために作り出される活性酸素ですが、過剰に作られると生活習慣病や老化促進の原因となると言われています。
バナナにはさまざまなビタミン類が含まれており、体内に作られた過剰な活性酸素の害を抑制する抗酸化作用があります。
脂肪燃焼作用
バナナに含まれるビタミンB群は、脂質を含む三大栄養素の代謝を助け、エネルギー産生をサポートする働きがあります。また、バナナにはアミノ酸が含まれており、これらがビタミンB6やナイアシン、鉄などの栄養素とともに働くことで、体内の脂質代謝に関与するとされています。
このように、バナナは脂肪燃焼そのものを高める食品というよりも、日常の食事の中で脂質代謝を支える栄養素を補給できる果物といえるでしょう。

