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【茅ヶ崎市美術館】ミュシャ、シェレ、ロートレック「世紀末パリの煌めき ―OGATAコレクションにみるミュシャ、シェレ、ロートレック」6月17日開幕

巨匠のポスターアルフォンス・ミュシャ《ジョブ》1896年 OGATAコレクション

「ベル・エポック」が生んだ、ポスターという芸術

巨匠のポスター1アルフォンス・ミュシャ《サラ・ベルナール》1896年 OGATAコレクション

巨匠のポスター2ジュール・シェレ《ル・パンチ・グラッソ》1895年 OGATAコレクション

巨匠のポスター3アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック《ディヴァン・ジャポネ》1895年 OGATAコレクション

19世紀末、パリは「ベル・エポック(美しき時代)」と呼ばれる文化の黄金期を迎えました。産業革命による印刷技術の飛躍的な発展を背景に、街には色鮮やかなポスターが掲げられるようになり、美術と市民の生活がかつてなく近づいた時代です。
その象徴的な存在が、チェコ出身の画家アルフォンス・ミュシャです。優美な女性像と植物的な曲線を組み合わせたアール・ヌーヴォー様式のポスターは、広告でありながら芸術の新たな表現領域を切り拓き、パリの街を華やかに彩りました。
本展では、国内屈指のミュシャ・コレクションとして知られる「OGATAコレクション」から、ミュシャをはじめ、ジュール・シェレ、アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックら巨匠たちの作品が一堂に集います。

展示の見どころ:4つの章で迫る、世紀末パリの多彩な輝き

巨匠のポスター4アルフォンス・ミュシャ 《夢想 シャンプノア》 1897年 OGATAコレクション

巨匠のポスター5アルフォンス・ミュシャ 《サロン・デ・サン 第20回展覧会》 1896年 OGATAコレクション

巨匠のポスター6オーギュスト・ローデル 《ムーラン・ド・ラ・ギャレット》 1897年 OGATAコレクション

展示は4つの章で構成され、ポスター芸術の誕生から、その背景にある時代の精神まで、多角的な視点でベル・エポックを紐解きます。

第一章「アール・ヌーヴォーの潮流」

ミュシャがいかにして時代の寵児となったかを辿ります。女優サラ・ベルナールの舞台ポスター《ジスモンダ》で一躍名声を得たミュシャは、商業ポスターから室内装飾パネルまで活動の場を広げ、芸術と生活空間を結びつけていきました。

第二章「ポスターの巨匠たち」

ミュシャと並ぶ二人の巨匠に注目。明るく華やかな色彩でパリの街を描いたシェレと、鋭い線と大胆なデフォルメでモンマルトルの人々を表現したロートレック。彼らの作品はやがて収集の対象となり、ポスターを芸術として位置づける礎を築きました。

第三章「ベル・エポックのエトワール ―サラ・ベルナール」

ミュシャの画業と切り離せない女優サラ・ベルナールに焦点を当てます。卓越した演技力と多彩な才能を持ち、自らミュシャやラリックらを見出したベルナールは、まさにこの時代が生んだスターでした。

第四章「もう一つの煌めき ―祖国の独立」

パリで成功を収めながらも祖国チェコへの想いを抱き続けたミュシャの、もう一つの顔に迫ります。チェコスロバキアの独立後、国章や紙幣・切手のデザインを手がけ、新国家のイメージ形成に貢献した「ムハ」(ミュシャのチェコ語での発音)としての仕事は、パリでの輝きに劣らぬ、もう一つの煌めきといえるでしょう。

配信元: イロハニアート

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