地道なキャリア形成で確実ににじむ魅力
この投稿をInstagramで見る
いったい、これほどの求心力を備えておきながら、これまでどこに隠れていたんだ! 2018年公開の大ヒット映画『ボヘミアン・ラプソディ』を見て俳優を志し、2021年に『江戸モアゼル〜令和で恋、いたしんす。〜』(読売テレビ・日本テレビ系)で俳優デビューして以来、地道に出演作を重ねながらキャリアを形成してきた。
若手俳優が腕を試すBL作品が初主演ドラマだったことも、顔見世興行の成功に繋がった。
高校野球の青春ストーリーにオーバーラップして、注目の若手がひしめいたTBS日曜劇場『下剋上球児』(2023年)でもしっかり存在感を示した。
地道なだけに魅力は確実ににじむ。定時制高校を舞台とするドラマ『宙わたる教室』(NHK、2024年)第1話では、教室の片隅でふと両手を組む瞬間に小林の才能が、確かに花開くシグナルがあった(2026年配信の『ながたんと青と-いちかの料理帖-2』では顎に手をあてる仕草が印象的)。
同じNHKドラマ作品である『風、薫る』は、初主演ドラマとのザザザっ下りとの流れるような連動がありつつ、いつでもブレイク待ちの状態から大きなチャンスを手にした作品でもある。
自分の魅力を小分けにしながら、どの場面でどう見せていくのか。演技設計に抜かりはない。実際、本作の虎太郎役は多くの視聴者をときめかせている。
かと思えば、2026年10月から放送予定の注目ドラマ『俺たちの箱根駅伝』(日本テレビ系)で、他の若手出演者たちとともにさらなる研鑽を積む準備も整っている。
今後の活躍をこれほど期待し、これほど推したいと思わせる俳優は今、小林虎之介を置いて他にいないだろう。
<文/加賀谷健>
【加賀谷健】
イケメン研究家 / (株)KKミュージック取締役
“イケメン研究家”として大学時代からイケメン俳優に関するコラムを多くの媒体で執筆。アーティストマネジメント、ダイナマイトボートレース等のCM作品やコンサートでのクラシック音楽監修、大手ディベロッパーの映像キャスティング・演出、アジア映画宣伝プロデュースを手掛ける。他に、LDHアーティストのオフィシャルレポート担当や特典映像の聞き手など。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業。
X:@1895cu

