体調が悪いとき、心細くなりますよね。今回は、筆者の友人が体調不良の際に経験した、人の優しさが身にしみたエピソードを紹介します。
結婚式の帰り道に急変
大学時代の友人の結婚式へ行き、帰りにタクシーに乗っていたときのことです。
友人代表としてスピーチをしたり、久しぶりに同級生と会ったりしてとても楽しい時間を過ごしました。ウェディングドレス姿の友人はとてもきれいで、こちらまで幸せな気分に。
「いい式だったな」と感じながらタクシーに揺られていると、急に気分が悪くなり始めました。
心配してくれる運転手
少しお酒が入ったことや、スピーチが終わって緊張がゆるんだことが関係しているのかもしれないと思っていましたが、時間を追うごとに気持ち悪さは加速していきます。
家は近づいてきましたが、もう少し時間がかかります。このままでは、車内で吐いたり倒れたりしてしまうかもしれない──そうなれば、運転手に迷惑がかかってしまうと考えた私は「すみません、止まってもらえますか」と言いました。
「お伝えいただいた場所はもう少し先ですが、どうかしましたか?」と尋ねる運転手。
「すみません、気分が悪くて……」と正直に言うと、青くなっていた私を見て「大丈夫ですか? これ使ってください」と言いながら、エチケット袋を差し出してきたのです。
そして「もう少しですからね」と言い、本来自分が降りようとしていたところまで、そのまま車を走らせてくれました。

