指の先が痛いときの正しい対処法はどのようなものでしょうか。メディカルドック監修医が正しい対処法について解説します。気になる症状は迷わず病院を受診してください。
※この記事はメディカルドックにて『「指の先が痛い」のはもしかして関節リウマチ?他の考えられる病気も医師が解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
甲斐沼 孟(上場企業産業医)
大阪市立大学(現・大阪公立大学)医学部医学科卒業。大阪急性期・総合医療センター外科後期臨床研修医、大阪労災病院心臓血管外科後期臨床研修医、国立病院機構大阪医療センター心臓血管外科医員、大阪大学医学部附属病院心臓血管外科非常勤医師、大手前病院救急科医長。上場企業産業医。日本外科学会専門医、日本病院総合診療医学会認定医など。著書は「都市部二次救急1病院における高齢者救急医療の現状と今後の展望」「高齢化社会における大阪市中心部の二次救急1病院での救急医療の現状」「播種性血管内凝固症候群を合併した急性壊死性胆嚢炎に対してrTM投与および腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行し良好な経過を得た一例」など。
「指の先が痛い」の正しい対処法は?
関節リウマチに伴って、指の先が痛い場合の治療法は、薬物療法、リハビリテーション、手術療法の3つの治療法があります。
以前のリウマチ治療は、薬で痛みや炎症を抑えるか、悪化した関節を手術で取り除くしか手立てがありませんでしたが、新しい治療薬が登場したことで、病気の進行を食い止めて患者さんの生活の質(QOL)を高める治療ができるようになりつつあります。
手根管症候群に伴って、指の先が痛い場合の治療法は、手首に対する運動負荷が原因であることが多いため、治療方法は装具による手首の固定が基本となります。
自転車のハンドルを握るような手首を返す(手の甲の側に反る)姿勢を長時間続けると神経が圧迫されるため、手根管症候群を悪化させるような動作を避けることも大切です。
症状が軽度のうちは、このような姿勢を避けるだけでも炎症が治まる可能性がありますが、1〜2か月のうちに改善がみられない場合は次のステップに進む必要があります。
指の先が痛くて、症状が長引く際には、医療機関を受診して相談しましょう。
「指の先が痛い」症状についてよくある質問
ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「指の先が痛い」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
指の先が痛くなる病気は何ですか?
甲斐沼 孟(医師)
指の先が痛くなる病気としては、手根管症候群、指趾炎、ドケルバン病などが考えられます。日常生活に支障をきたす場合には、整形外科や膠原病内科など専門医療機関を受診して相談しましょう。
指の先がジンジンと痛くなるのは何が原因ですか?
甲斐沼 孟(医師)
ジンジンと指の先が痛くなる場合には、「強皮症」を疑います。強皮症には全身性強皮症と限局性強皮症があり、両者は全く異なる疾患ですので、この区別がまず重要です。限局性強皮症は皮膚のみの病気で、内臓を侵さない病気である一方、全身性強皮症は皮膚や内臓が硬くなる変化が特徴です。心配であれば、膠原病内科など専門医療機関を受診しましょう。
指の先がチクチク痛む時何科へ行けばいいですか?
甲斐沼 孟(医師)
指の先がチクチク痛い場合には、関節リウマチやドケルバン病を疑います。膠原病内科や整形外科が専門医療機関に該当します。セルフケアをしても症状が悪化する際には、早急に病院やクリニックを受診しましょう。

