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【東京都新宿区】大阪・関西万博会場で展示された奥中章人氏の作品が「TOKYO LIGHTS 2026」に登場

奥中章人氏による「INTER-WORLD/Cocooner: Apparent motion of celestial bodies」、展示イメージ

「TOKYO LIGHTS 2026」が5月23日(土)〜31日(日)に、都庁第一本庁舎 都民広場および西新宿エリアで開催される。「TOKYO LIGHTS 2026」の「Light Art Park」において、美術家・奥中章人氏による体験型インスタレーションが新宿中央公園に展示されている。

万博会場で184日間にわたり展示

美術家・奥中章人氏は、体験型の巨大作品やワークショップを、市民とともにつくる実践を各地で展開。空気、水、光、身体、環境の関係性をテーマに、鑑賞者が作品の中に入り、感覚を通して世界とのつながりを体験するインスタレーションを制作している。

奥中章人氏の「INTER-WORLD/Cocooner: Apparent motion of celestial bodies」は、「Study:大阪関西国際芸術祭 2025」にて、大阪・関西万博公式プログラムとして展示。実際に万博会場で184日間にわたり展示された体験型作品だ。

同作は空気、水、太陽、地球をめぐる目に見えない循環を、柔らかな彫刻として可視化。鑑賞者がただ「見る」のではなく、作品の内部に入り、光と空間に包まれることで完成するインスタレーションだ。作家・奥中章人氏は、「人は空気や水、光に似ている」という視点から、見る者が世界とどのようにつながっているのかを、感覚を通して問いかける。その問いは、都市に生きる見る者の身体へ、そして人新世という大きな時代の繭からの脱皮へと静かに開かれていく。

公園に現れる半透明の繭のような彫刻

TOKYO LIGHTS 2026「Light Art Park」は、新宿中央公園を舞台に、都市に蓄積された記憶や感情、風の流れや気配といった“見えない東京”を光によって可視化する試みだ。

その中で「INTER-WORLD/Cocooner」は、万博の記憶を宿したレガシー作品として、東京の夜に新たな体験の層を重ねる。公園という開かれた公共空間に現れる、半透明の繭のような彫刻。光は表面をすべり、内部を満たし、鑑賞者の身体を包み込む。それは、都市と自然、人と世界、記憶と未来が交差する一瞬の現象だ。

また、今回の展示は、万博会場で生まれたパブリックアートの記憶を、東京という都市へと接続する試みでもある。一過性の展示にとどまらず、作品が場所を移し、人々の記憶の中で変化し続けること。アートが都市に息づく「インフラ」として、暮らしの中に新たな感覚をひらくこと。「INTER-WORLD/Cocooner」は、その可能性を静かに、しかし鮮やかに照らし出すとのことだ。

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