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「女性でヘマトクリットが高い」原因は何不足が多い?気をつけたい病気も医師が解説!

「女性でヘマトクリットが高い」原因は何不足が多い?気をつけたい病気も医師が解説!

女性でヘマトクリット値が高くなる原因や注意点

女性でヘマトクリットが高い場合、必ずしも病気とは限りませんが、背景にはいくつかの原因があります。

最も多い原因は水分不足による「脱水」

もっとも多いのは脱水による相対的な上昇です。発汗や水分摂取不足により血漿量が減ると、赤血球の割合が増えてHtが上がります。特に夏場や体調不良時、朝の採血などで一時的に高値となることがあります。この場合は水分補給で改善することが多いです。

喫煙やストレスなどの生活習慣による影響

喫煙は慢性的な低酸素状態を引き起こし、赤血球の増加を促す要因となります。また、ストレスや肥満なども交感神経の影響を通じて血液濃縮を招くことがあります。いわゆるストレス多血症と呼ばれる状態で、生活習慣の改善が重要です。なお、アスリートでは高地トレーニングなどにより、生理的に赤血球が増加してヘマトクリット値が上昇することがあります。一方で、エリスロポエチン製剤やテストステロン補充療法、筋肉増強作用をもつ男性ホルモン様の薬剤などの使用によって数値が上昇することもあり、医原性の影響については慎重な評価が必要です。

肺や心臓などの病気が隠れている可能性も

慢性閉塞性肺疾患(COPD)や心疾患では、体内の酸素不足を補うために赤血球が増加します。このような二次性多血症では、原因疾患の治療が重要となります。息切れや動悸などの症状がある場合は精査が必要です。

ヘマトクリット値が高く血液がドロドロになるリスクとは?

ヘマトクリットが高い状態では血液の粘度が上がり、血流が悪くなります。その結果、血栓ができやすくなり、脳梗塞や心筋梗塞のリスクが高まります。単なる数値異常と軽視せず、背景に応じた対応が必要です。

女性で血液検査の「ヘマトクリット値」の異常で気をつけたい病気・疾患

ここではメディカルドック監修医が、「ヘマトクリット値」に関する症状が特徴の病気を紹介します。どのような症状なのか、他に身体部位に症状が現れる場合があるのか、など病気について気になる事項を解説します。

真性多血症

真性多血症は、骨髄の異常により赤血球が過剰に産生される血液疾患です。JAK2遺伝子変異が関与することが多く、慢性的にヘマトクリットやヘモグロビンが高い状態が続きます。症状としては、頭痛やめまい、顔の赤み、入浴後のかゆみなどがみられることがあります。血液の粘度が高まることで血栓症のリスクが上昇するため注意が必要です。治療は瀉血や抗血小板薬、必要に応じて薬物療法が行われます。持続的な高値(Ht50%前後以上)や症状がある場合は、早めに血液内科を受診しましょう。

二次性多血症

二次性多血症は、体内の酸素不足を補うために赤血球が増加する状態です。慢性閉塞性肺疾患(COPD)や睡眠時無呼吸症候群、心疾患などが原因となります。また、喫煙習慣も重要な要因のひとつです。息切れや動悸、睡眠中のいびき・無呼吸などの症状を伴うことがあります。治療は原因疾患への対応が中心で、呼吸器内科や循環器内科での評価が必要です。単なる健診異常として見逃さず、背景疾患の有無を確認することが重要です。

脳梗塞

ヘマトクリット値の上昇により血液の粘度が高くなると、血流が滞りやすくなり、血栓形成のリスクが高まります。その結果として起こる代表的な疾患が脳梗塞です。片側の手足のしびれや麻痺、言葉が出にくい、視野の異常などが突然現れるのが特徴です。これらの症状は一時的でも重要なサインとなるため、すぐに医療機関を受診する必要があります。早期治療が後遺症の程度を大きく左右します。

心筋梗塞

心筋梗塞は、心臓の血管(冠動脈)が詰まり、心筋が障害を受ける疾患です。ヘマトクリット値が高い状態では血液が流れにくくなり、血栓が形成されやすくなるため発症リスクの一因となります。胸の強い圧迫感や締めつけられるような痛み、息苦しさ、冷や汗などが代表的な症状です。症状が出た場合は緊急性が高く、速やかな救急受診が必要です。日頃から生活習慣を整え、リスクを減らすことが重要です。

配信元: Medical DOC

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