飼い主のストレスは犬に伝わる?

飼い主のストレスが犬に伝わるのは、飼い主の汗に含まれる成分の変化を犬が感じ取ることができるからであるとされています。
飼い主がストレスを感じているとき、アポクリン汗腺から分泌される汗の成分の変化を嗅ぎ分けているとされています。アポクリン汗腺から分泌される汗には独特のニオイがあります。
「ニオイに変化があった」=「飼い主に変化があった」と感じているのでしょう。
飼い主が不安なとき、緊張しているとき、愛犬がしきりにニオイを嗅ぎにやってくることがあります。変化を感じ取り、ニオイを嗅ぐことで情報を得ているのでしょう。
飼い主のストレスが愛犬に与える影響

犬のストレス行動を引き起こす
近年の動物行動学や心理学の分野では、犬のストレス行動には、飼い主のストレスが与える影響が関係している、という研究結果が示されているそうです。
飼い主が外から持ち帰った仕事や人間関係によるストレスが愛犬にも影響を及ぼし、破壊行動などの犬のストレス行動に繋がっているというのです。
愛犬が飼い主のストレスによる影響を受けたとき、飼い主を元気づけよう、飼い主を慰めよう、といった行動をする犬がいる一方で、飼い主を避けたり、嫌がったり、威嚇する犬もいるようです。
ごはんを食べなくなってしまう
飼い主のストレスに影響を受けた犬がごはんを食べなくなってしまうことがあります。
ストレスによって食欲が低下してしまう経験は少なからず誰にでもあるかと思うのですが、愛犬にまで影響が及んでしまうことがあるのです。
食いしん坊な愛犬が突然、ごはんを食べなくなってしまったら、飼い主は心配して動物病院に駆け込むでしょう。どこにも異常がないと診断された場合は、体ではなく、心への影響も考えてみましょう。
同じ動作を繰り返す
飼い主のストレスが愛犬に影響し、愛犬がストレスを感じてしまった場合は、同じ動作を繰り返す「常同行動」が見られることがあります。
自分のしっぽを追いかけてクルクル回る 手足の先を舐め続けるこの2つがよく見られるストレスによる常同行動です。
手足の先を舐め続ける行動は、お手入れをしているようにも見えるかもしれません。舐め続けると、皮膚に炎症が起きたり、傷ができたりし、皮膚病の原因にもなるため注意が必要です。

