父の通夜で「どうして来てくれなかったの」親しかった親戚を問い詰めた私。返ってきた言葉は、、、

父の通夜で「どうして来てくれなかったの」親しかった親戚を問い詰めた私。返ってきた言葉は、、、

ぶつけた言葉

通夜の席でその方と顔を合わせたとき、気持ちが一気にあふれました。

「親戚もたくさんいるし、自分が行っても仕方ないと思っていた」
そう返された言葉に、思わず言い返してしまいます。

「亡くなった連絡もおじちゃんにはすぐにしたし、お父さんと仲良かったやろ?」
「おじちゃんも親戚やないの!」

大人の集まる場で、言い過ぎたのではないかと、その瞬間に少しだけ後悔がよぎりました。
私はただ、父との思い出が人一倍深いおじちゃんと一緒に、ゆっくり父の話をしたかっただけだったのです。

届いた意味

その後、その方は以前より頻繁に顔を出してくれるようになりました。

理由を聞くと、こう話してくれたのです。
「あのときの言葉で、自分がそこまで大切に思われていたことに気づいた。遺族の迷惑にならないようにと思ったけど、遠慮しなくてよかったんやね」
「自分は、出しゃばらない方がいいと思っていたんよ」
そう言って、少しだけ笑いました。

あのときの私の不器用な言葉は、思っていたよりもずっと、まっすぐ届いていたのかもしれません。
「大切な相手だからこそ、遠慮して一歩引く優しさ」もあれば、「寂しいから来てほしかったと素直に伝える大切さ」もある。
同じ言葉でも、受け取り方で意味は変わる。
そう感じてからは、相手との距離を決めつけずに向き合いたいと思うようになりました。

【体験者:50代・筆者、回答時期:2026年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。

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