やめてもらうための対策と対処法
手で遊ばない
一番大切なのは、素手で猫をじゃれさせないことです。手を使って遊んでいると、猫は「手はおもちゃだ」と学習してしまいます。
一度覚えてしまうと、寝ているときや歩いているときでも、手が動くたびに襲われるようになってしまいます。
手は「なでてくれる優しいもの」であり、「噛んで遊ぶもの」ではないと区別させることが重要です。
おもちゃでしっかり遊ばせる
猫が手に襲いかかるのは、狩りをしたいというエネルギーが余っている証拠です。そのエネルギーを、手ではなく「猫じゃらし」などの本物のおもちゃに向けさせてあげましょう。
一日に数回、5分から10分程度でも全力で追いかけっこをさせるだけで、猫の満足度は格段に上がります。おもちゃを獲物に見立てて動かし、しっかり捕まえさせる達成感を与えてください。
噛まれたら「無反応」で立ち去る
もし噛まれてしまったら、「痛い!」と叫んだり手を振り回したりしてはいけません。猫はそれを「飼い主が喜んでいる」「獲物が暴れている」と勘違いし、さらに興奮してしまいます。
噛まれた瞬間に、黙って静かにその場を立ち去り、猫を一人にするのが最も効果的です。「噛んだら遊んでもらえなくなる」ということを根気強く教えていきましょう。
どうしても直らない場合は病院へ
あらゆる対策を試しても攻撃性が収まらない場合や、以前に比べて急に攻撃的になった場合は、迷わず動物病院へ相談しましょう。
ホルモンバランスの乱れや脳の病気、あるいはどこかに隠れた強い痛みがあるなど、しつけの問題ではない原因があるかもしれません。プロの診断を受けることで、飼い主も猫も心の安らぎを取り戻すことができます。
まとめ
猫が手を攻撃してくるのは、決して飼い主を困らせようとしているからではありません。遊びたい、もうやめてほしいといった猫なりの大切なメッセージなのです。
猫のサインを正しく読み取り、手をおもちゃにしないルールを守ることで、攻撃は減っていきます。お互いが心地よく暮らせる関係を、ゆっくり築いていきましょうね。

