犬の警戒心を解く方法は?

人間が大好きな犬は、元々の気質も関係していますが、後天的に飼い主の育て方や生活環境が影響しているパターンが多くみられます。まずは、人間に心を開いてもらうために、人への警戒心を解いてもらうことが重要です。
まず、警戒心を持つ犬とふれあうときは、犬のペースを最優先にしてください。近づいたときに、少しでもストレスを感じている様子であれば、触れたりせず、少し距離を取った場所に座り込み、「存在」に慣れてもらいます。
徐々に隣にいることに慣れてもらったら、犬と直接目を合わせないように視線を少し外しつつ、顎の下あたりの低い位置からそっと手の甲を差し出しましょう。最初は驚く犬もいるかもしれませんが、匂いを嗅いだり、視線を送ったりする中で、少しずつ「この人なら大丈夫かも」と警戒心が解けていきます。
このとき、突然大きな声を出したり大きな動きを見せたりすることは控えてください。あくまで動作はゆったりと、そして穏やかな対応を心がけて、愛情と安心を伝えてあげます。これを繰り返すことで、少しずつ人への警戒心が薄まっていきますよ。
また、日頃から、飼い主や家族以外の人と交流することも人への警戒心を和らげるために効果的です。人懐っこい犬は、社会化期と呼ばれる子犬の時期に、たくさんの人と関わった経験を持つ犬が多いので、子犬の場合は月齢が低いうちから、いろんな人に可愛がってもらう機会を設けましょう。
人間が大好きな人懐っこい犬に育てるコツ

人間が大好きな犬に育てるためには、子犬の時期、特に生後3ヶ月前後までに多くの人や環境に慣れさせてあげることがポイントです。
この時期に多くの人に可愛がってもらうことで、「人間は自分を可愛がってくれる」「やさしくて安心できる存在」という認識が強まります。
具体的には、優しく声をかけながら触れ合ったり、失敗しても怒らず穏やかに対応してくれたり、遊びやトレーニングの中でたくさん褒めてもらったり、おやつやご飯をもらったり。こうした犬にとって「嬉しい」「楽しい」体験は、家族以外の人間に対するポジティブなイメージへと変換されるのです。
また、散歩やパピー教室を通じて、いろんな人と挨拶するなどコミュニケーションを取らせるのも良いでしょう。可能であれば、別居している家族や親戚、近所の方や友人に来てもらい、一緒に遊んでもらうと、人懐っこい性格に育ちやすくなります。

