倉悠貴が主演を務め、山下美月が共演するドラマ「ある日彼女のパンティーが、」(NHK総合、31日午後11時)の完成会見が28日、都内で行われ、倉と山下、演出を担当した村田有里氏が参加した。倉は、「日常の些細な幸せや愛おしさを感じさせてくれる」と衝撃的なタイトルに反した作品の魅力を語れば、山下も「暖かくて優しくて、心に寄り添ってくれるような作品」と共感を示した。
「ある日彼女のパンティーが、」とは?
日本放送作家協会とNHKが共催する「創作テレビドラマ大賞」の第49回大賞に選ばれた加藤予備氏の脚本を映像化。まっすぐすぎて周囲から一風変わった人に見られる並木想太と、漫画家を目指す妻・優衣の夫婦関係が、優衣のパンティーをめぐって起こったできごとをきっかけに変化していく様子を描く。連続テレビ小説「あんぱん」(2025年)のヒロイン柳井のぶ(今田美桜)の新聞記者時代の同僚・岩清水信司役でも注目され、放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」にも軍師・黒田官兵衛役で、本ドラマと同じ31日に放送される第21回から登場する倉が、同局ドラマで初めて主演を務める。妻の優衣を演じるのは、元乃木坂46メンバーで、朝ドラ「舞いあがれ!」(2022~23年)ではヒロイン梅津舞(福原遥)の幼なじみ岩倉久留美役を好演した山下。優衣の漫画を担当する漫画編集者で、2人を見守る存在でもある瀬良秀樹役で、風間俊介が出演する。
びしょ濡れになった優衣(山下美月)のパンティーを…
衝撃的なタイトルについて、倉は「どんな話が始まるんだろうと聞いた時からもすごくワクワクした」としつつ、実際に脚本を読んでみると「タイトルとは別のインパクトがあって、日常の些細な幸せや愛おしさを繊細に感じさせてくれる脚本だった」と感想を述べた。
山下は「『私のパンティー?』って思って結構衝撃的だったんですが、1ページ目で想太がスーパーでアジを選ぶシーンから自転車が漕ぎながら『優衣、喜ぶぞ』っていう想太のセリフ一言を見た時に、『きっと本当に暖かくて優しくて、心に寄り添ってくれるような作品が始まるんだな』と信頼を置ける始まり方だった」と台本を初めて目にした印象を振り返り、「パンティーをきっかけに私たちの夫婦の物語が始まるので、タイトルの衝撃もあると思いますが、ぜひ見ていただきたいと思います」と自信を見せた。
物語の転換点となる、想太が深夜、川に落ちてびしょ濡れになった優衣のパンティーを拾う場面では、実際に倉が川に足を踏み入れている。撮影が1月頃に行われたこともあって、気温自体は「めちゃめちゃ寒かった」という倉だが、「それを上回るぐらい、パンティーを追いかけて拾うなんて、なかなか人生でできないことだと思うので、ワクワクしてたのもあって寒さを感じなかった」という。
また、2人が暮らす部屋のセットには、「パンティーから連想できるあるアニメーション作品を意識した小物が散りばめられている」とのことで、そうしたイースターエッグを探す楽しみ方も視聴者に紹介した。
ドラマの見所について、倉は「日曜日放送で、見ると明日少し人に優しくなれるようなポジティブな作品ですので、老若男女誰でも楽しんでいただける作品になってると思います」とアピール。山下は自身の心の声(モノローグ)が多用されている点を挙げ、「友達のように仲のいい夫婦だけれど、相手を思う優しさからあえて言わないことがあったり、友達と違う、夫婦としての努力の中で成り立ってるという部分が、このドラマを好きになるポイントだと感じている」と力を込めた。

