掃除を頼んだだけなのに
掃除をお願いしただけのはずが、部屋は散らかり、掃除機まで使えない状態に。
体調が悪かったこともあり、私は思わず「なんでこんなことになるの……」とため息をついてしまいました。
その日は動かした家具や散らばった物を戻せる範囲で戻し、掃除機の修理は後日に持ち越すことに。
私も寝込んでいたので、細かく片付けを指示する余裕はありませんでした。
翌日から夫が動き始めた
ところが翌日以降、夫は壊れた掃除機をそのままにしませんでした。
型番を調べ、外れた部品の戻し方を検索し、必要なパーツがあるとわかると自分で取り寄せていました。
部品が届くまで数日かかりましたが、その間も夫は少しずつ部屋を片付け、家具の位置も元に戻してくれました。
後日、届いた部品を使って掃除機は無事に使える状態に。
その姿を見て、私は最初に散らかった部屋ばかり見ていたことを少し反省しました。
夫は失敗したかったわけではなく、私を助けようとして張り切ってくれていたのです。
完璧ではなくても、相手を思って行動してくれること。
夫婦の関係は、結果だけでなく、こうした不器用な思いやりにも支えられているのだと感じた出来事でした。
【体験者:40代・筆者、回答時期:2026年4月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:北田怜子
経理事務・営業事務・百貨店販売などを経て、現在はWEBライターとして活動中。出産をきっかけに「家事や育児と両立しながら、自宅でできる仕事を」と考え、ライターの道へ。自身の経験を活かしながら幅広く情報収集を行い、リアルで共感を呼ぶ記事執筆を心がけている。子育て・恋愛・美容を中心に、女性の毎日に寄り添う記事を多数執筆。複数のメディアや自身のSNSでも積極的に情報を発信している。

