今回は、親せきAに聞いた、葬儀で感じた価値観のズレの話です。
「黒い服なら大丈夫」と思っていたお嫁さんと、気になってしまったA。
その場をきっかけに『当たり前』について考えさせられたそうです。
黒い服
夫が亡くなり、私は慌ただしく葬儀の準備を進めていました。
親族への連絡や式場とのやり取りに追われる中、息子夫婦も8歳、6歳、4歳の男の子を連れて駆けつけてくれていたのです。
「子どもたちの着替えも準備しています」
小さな子どもを連れての移動は大変だろうと思っていた私は、その言葉を聞いて少し安心していました。
募る違和感
納棺前の時間になり、着替えを終えた孫たちが部屋へ入ってきました。
その姿を見た瞬間、私は思わず言葉に詰まります。
確かに全員黒い服ではありました。
けれど、急いで用意したからか、孫たちの服装はライン入りのジャージだったり、ラメが入った生地だったり。
私たち世代の感覚では、お葬式の場には少し派手に映る服装でした。
近しい身内だからこそ、参列者の目にも入りやすい。
親族が集まる部屋の中で、孫たちの服装ばかりが気になってしまいました。

