黒柳徹子が司会を務める「徹子の部屋」(テレビ朝日系)が1日に放送され、歌舞伎俳優の八代目尾上菊五郎がゲスト出演。人間国宝だった祖父の七代目尾上梅幸さんが45年前に出演した際の映像が紹介され、梅幸さんが父である六代目菊五郎から切腹の芝居の指南を受けた幼少期の逸話に驚く場面があった。
昨年5月、八代目菊五郎を襲名。父は七代目を継続するため、歌舞伎界でも珍しい2人の菊五郎が誕生した。今回の襲名で、今まで交流が少なかった学生時代の友達が舞台を見に来たり、お祝いの会を開いてくれたりし、それがきっかけで山登りに行くなど新たな交流が始まった。
一方、自分と同時に六代目菊之助を襲名した12歳の息子の同級生も舞台に応援に駆けつけ、息子にとっては何よりの励みになっていると語った。そんな息子とのリラックスタイムは「男二人旅」で、最近は息子が大ファンのMrs. GREEN APPLEのライブにも一緒に出かけたと明かした。
徹子は、梅幸さんが1981年に65歳で出演した時の映像を紹介。自身がまだ舞台に立っていなかった4歳の時、歌舞伎の演目「御所五郎蔵(ごしょのごろぞう)」にある切腹の場面を風呂場で真似していたところ、一緒に風呂に入っていた父が「おまえ、切腹するときにはこうやるんだ」と真剣に稽古をつけ始めたという。「手拭いをこう巻きましてね、刀のようにして、こう腹を突いて、それで死ぬときには指の先をこう曲げて、けいれんさせなきゃいけないと。ですからまあ、死ぬまで、親でしたけども、師匠っていう感じでしたね」と振り返ると、徹子も「そういう時は、もうお子さんだからとかなんとか、そういうんじゃないんですね」と芝居に対する真摯な姿勢に感心していた。
八代目は、在りし日の祖父の姿を懐かしみつつ、“風呂場で切腹”のエピソードは初耳だったと述べ、「六代目もホントに常日頃から、歌舞伎役者はこうでなければならないということを意識してらっしゃったので、たとえ子供の真似事でもこうするんだよというふうに真剣に教えてるところが六代目らしいというか」と納得していた。

