女優の黒木華が主演を務める連続ドラマ「銀河の一票」(カンテレ・フジテレビ系、月曜午後10時)の第7話が放送された1日、SNSで、ゲスト出演した「朝ドラ女優」の熱演が話題になった。
「銀河の一票」とは?
政治家の不正を密告する告発文をきっかけに、与党幹事長の娘で秘書を務める星野茉莉(黒木)がすべてを失い、偶然出会った政治素人の月岡あかり(野呂佳代)を都知事にすべく選挙に挑む50日間を描く。「カルテット」(TBS)や「大豆田とわ子と三人の元夫」「エルピス―希望、あるいは災い―」(いずれもカンテレ)などの佐野亜裕美プロデューサーが手がけるオリジナル作で、「しずかちゃんとパパ」「舟を編む ~私、辞書つくります~」(いずれもNHK)などで知られる蛭田直美さんが脚本を担当する。
あかりが明かした養護教諭時代の“苦い過去”
第6話(5月25日放送)で、暴露系YouTuberの白樺透(渡邊圭祐)透を刺してパニックになった通り魔に声をかけるうち、都知事選に打って出ることをとっさに明かしてしまったあかり。その姿をとらえた動画はネットで拡散され、体を張ってあかりを守る茉莉も注目を集めた。第7話で、「チームあかり」の面々は緊急会議を開き、出馬表明会見は当初の予定通り5月21日に行うことを確認。想定問答を考えるなか、あかりは「話しとかなきゃいけないことがある」と切り出し、かつて養護教諭として働き、「生徒を自殺未遂に追い込んだ」という雑誌記事が原因で退職に追い込まれいた過去を明かした。
その生徒が、保健室に登校していた鈴原ほのか(根本真陽)。あかりは、「消えたいなって。教室に1人でいると…」と話すほのかに寄り添い、彼女が得意な人形作りをほめた。保健室に2時間ほどしか登校できない彼女だったが、校長も担任もそのスタイルを容認。あかり自身も、当時、適切な指導ができていると思っていた。
そんななか、ほのかの母・沙耶(宮地真緒)が、人形作りを禁止にしてくれと抗議しに学校へやってきた。沙耶は、ほのかが不登校になってから人形作りを覚え、勉強も家の手伝いもしなくなり昼夜が逆転してしまったと説明。学校に行くまで自宅では人形作りを禁止したとし、保健室で2時間好きなことをやるだけの現状に不満を募らせていた。また内申書に集団行動に「難あり」と書かれることを不安視し、「先生たちは卒業させればそれで終わりでしょうけど、無理して学校来なくていいとか、逃げてもいいとか簡単におっしゃいますけど、それで可能性とか選択肢とかどんどんなくして、将来苦しむのはあの子自身で、それを引き受けるのは親なんです」と感情を爆発させた。担任は人形作り以外の指導をすると沙耶に約束した。
その晩、人形作りと保健室への登校を禁止されたほのかがあかりのマンションへ。ほのかは「お母さんに死ぬっていう!」と涙を流し、死にたいと言う彼女をあかりは必死に抱きしめて、「教室頑張ってみない? 朝、先生も一緒に行く。つらかったら休み時間保健室においで。担任の先生とお母さんには話すから」と約束した。ほのかは「自分で話します」と真顔で帰宅したが、その日、彼女はベランダから飛び降りた。
命に別状はなかったが、あかりは責任を問われ出勤停止になり、ほのかとの接触も一切禁止に。週刊誌で世間をにぎわし、SNSでは「性的関係だったんじゃないか」などの憶測も出た。
あかりは当時を振り返り、「それであの子が言っていた『消えたい』がわかった」と涙を流した。そんなあかりに、茉莉は「大丈夫ですよ。わかりました」と優しく声をかけ、メンバーの五十嵐隼人(岩谷健司)も「ノーガード戦法」で行くと宣言。「俺はあんたの10年を信じるよ」と力を込めた。
回想シーンで、存在感を示した宮地は2002年に放送されたNHK連続テレビ小説「まんてん」で日高満天役を熱演。宇宙飛行士を目指すパワフルなヒロインを演じ、人気女優となった。その後も連ドラ「WATER BOYS」(フジテレビ系)など数々の話題作に出演し、近年では防災士の資格を持つなど多方面で活躍を続けている。
宮地の演技を受け、SNSには
「宮地真緒さん? まんてんの」
「宮地真緒もママ役か」
「あら、宮地真緒さん? 久しぶり」
などの声が続々。朝ドラ女優の演技を多くの視聴者が楽しんだ。
一方、沙耶の考えも一理あるが、賛成できないという視聴者もおり、
「親が人形作り禁止してたのかよ、これは厳しい…」
「母親厳しいタイプか」
といった反応もあった。

