「作りがまんま阿部寛さんのHPやないかい」。現在放送中の連続ドラマ「銀河の一票」(カンテレ・フジテレビ系)の“ある場面”をきっかけに、思わぬ形で多くの視聴者が「阿部寛のホームページ」を思い出す一幕があった。阿部のHPといえば、シンプルなデザインと驚異的な表示速度で知られ、ネット黎明期の面影を今に残す「伝説のサイト」として親しまれている。きっかけは、1日に放送された第7話のワンシーン。本作のテーマである「都知事選」の行方を左右する極めて重要なウェブサイトが登場した際、その画面構成や漂う雰囲気が、阿部のHPを彷彿とさせる素朴で大胆なものだった。SNSでは、それを作成したヒロイン・星野茉莉(黒木華)のセンスが話題となり、大きな反響が寄せられた。
「銀河の一票」とは?
政治家の不正を密告する告発文をきっかけに、与党幹事長の娘で秘書を務める茉莉がすべてを失い、偶然出会った政治素人のあかりを都知事にすべく選挙に挑む50日間を描く。「カルテット」(TBS)や「大豆田とわ子と三人の元夫」「エルピス―希望、あるいは災い―」(いずれもカンテレ)などの佐野亜裕美プロデューサーが手がけるオリジナル作で、「しずかちゃんとパパ」「舟を編む ~私、辞書つくります~」(いずれもNHK)などで知られる蛭田直美さんが脚本を担当する。
茉莉が作ったホームページは“あの名物サイト”そっくり?
第6話(5月25日放送)で月岡あかり(野呂佳代)が「フライング出馬表明」をしたため、第7話で、茉莉たちは緊急対策会議を開いた。そのなかで、あかりは10年前に養護教諭をしていたことを告白。当時、不登校の女子生徒・鈴原ほのか(根本真陽)の心に寄り添おうとするあまり、厳格な母親(宮地真緒)や学校と衝突したこと、さらにその生徒が自殺未遂を起こしたことでバッシングを浴び、退職に追い込まれた壮絶な過去を涙ながらに明かした。しかし、参謀の五十嵐隼人(岩谷健司)は「俺はあんたの10年を信じるよ」とあかりに寄り添い、スキャンダルを隠さない「ノーガード戦法」で選挙を戦うことを提案。陣営の結束はさらに強まった。
出馬会見に向けて動き出した陣営は、茉莉を慕う東西新聞記者・雨宮楓(三浦透子)の協力も得ながら、マスコミの注目があかりに向かうように仕掛けていく。さらに茉莉たちは教育や医療、介護などさまざまな現場へ出向き、当事者たちの生の声を丁寧にヒアリング。徹底した草の根の選挙を展開した。
そんななか、情報発信の要として、茉莉自らが公式ホームページの制作に着手した。しかしその完成度はあまりに「斬新」で、その出来栄えに「チームあかり」の面々は、言葉を失った。その後、茉莉たちを応援するため、あかりがママを務める「スナックとし子」の常連客が事務所を訪問。そのホームページを見て全員が驚きを隠せなかった。幸いにも、常連客のなかにウェブデザイナー・ちこ(中村早香)がいたことから、あかりのHPはプロの手によって劇的に変化。誰もが納得する「令和」のサイトへと生まれ変わった。
視聴者は茉莉のセンスに爆笑で、SNSには
「ちょっとダサすぎない?笑」
「センスないw」
「まつりちゃんデザインできないんだね…」
「すごい懐かしいのホームページw HTMLとCSSで作われてそうーw」
「いまどきあんなHTMLタグ手打ちっぽいサイト作る方が難しいぞw まつりちゃんすごいのでは」
などのツッコミが殺到。その流れで阿部のHPも話題になり、
「茉莉ちゃん制作 of あかりHP、作りがまんま阿部寛さんのHPやないかいとわが家で話題」
「ホームページ、阿部寛のレイアウトだった」
といった声が寄せられた。

