腹部エコー検査当日の注意点はどのようなものでしょうか。メディカルドック監修医が検査当日の注意点と他の検査との注意点について解説します。
※この記事はメディカルドックにて『「腹部エコー検査の注意点」は?当日控えた方が良い服装・行動・食事を医師が解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
木村 香菜(医師)
名古屋大学医学部卒業。初期臨床研修修了後、大学病院や、がんセンターなどで放射線科一般・治療分野で勤務。その後、行政機関で、感染症対策等主査としても勤務。その際には、新型コロナウイルス感染症にも対応。現在は、主に健診クリニックで、人間ドックや健康診断の診察や説明、生活習慣指導を担当している。また放射線治療医として、がん治療にも携わっている。放射線治療専門医、日本医師会認定産業医。
腹部エコー検査(腹部超音波検査)とは?
腹部エコー検査は、超音波を用いてお腹の臓器を観察する検査です。放射線を使用せず、体への負担が少ないことから、健康診断や人間ドックでも広く行われています。体表から超音波を当て、臓器や血流の状態を画像化する検査で、X線被ばくがなく繰り返し行える点が特徴です。肝臓、胆のう、膵臓、腎臓、脾臓、腹部大動脈、膀胱などを対象に、脂肪肝、胆石、腫瘍、嚢胞、結石、動脈瘤などの有無を確認します。
腹部エコー検査当日の注意点は?
当日の過ごし方や服装も、スムーズな検査に影響します。検査中の対応や、体調不良時の対処についても確認しておきましょう。
腹部エコー検査の流れ
ベッドに横になり、腹部にゼリーを塗って観察します。技師の指示に従い、息を吸って止めるなどの呼吸調整を行います。膀胱を観察する場合は尿を溜めておく必要があります。痛みはほとんどありませんが、圧迫感を感じることがあります。
腹部エコー検査当日の服装は?
上下が分かれた服装が適しています。検査用の着衣がないような医療機関の場合には、ワンピースは避け、腹部を出しやすい服を選びましょう。ゼリーが付着する可能性があるため、汚れても問題ない服装が無難です。通常は下着を含めて脱ぐ必要はありません。
腹部エコー検査中に痛みなどの不調を感じた時は?
基本的には腹部エコーは検査を受ける方にとって負担の少ないものです。しかし、ときに強い圧迫や体位変換で不快感が出ることがあります。腹痛やめまいなど体調変化があれば、我慢せずに伝えます。呼吸が苦しい場合も遠慮なく申し出ましょう。安全に検査を行うための重要な対応です。

