これは、息子が所属していた野球の少年団での筆者の体験談です。“問題のある親子らしい”と保護者の間で噂になっていた男の子が入団すると聞き、私は不安を感じていました。しかし実際に会ってみると、その親子の姿は私が想像していたものとはまったく違っていて……。
「問題のある親子らしい」保護者の噂に不安を感じた私
息子が所属していた野球の少年団に、4年生になって新しく入団してきた男の子がいました。
その子は以前から保護者の間で“ある意味有名”な存在でした。
「すぐ感情的になるらしい」
「授業中に教室を飛び出したことがある」
「お母さんもちょっとクセのある人みたい」
実際に見たことはありませんでしたが、そんな話だけは耳に入ってきていました。
そのため入団の話を聞いたとき、私は正直、
「チームはこれから大丈夫かな……」
と不安になっていたのです。
実際に会った男の子は、想像とはまるで違っていた
ところが、初めて顔を合わせた日のこと。
その子はグラウンドに入るなり、
「よろしくお願いします!」
と大きな声で挨拶をしました。
コーチや保護者の目を見てハキハキ受け答えをする姿はとても礼儀正しく、私が勝手に想像していた“問題児”とはまるで別人だったのです。
お母さんも、ニコニコ愛想を振りまくタイプではないものの、普通のお母さん。
噂されるような“厄介な人”には到底見えませんでした。

