黒柳徹子が司会を務める「徹子の部屋」(テレビ朝日系)が3日放送され、演歌歌手の市川由紀乃がゲスト出演。卵巣がんの治療に伴う活動休止からの完全復活を果たした市川の闘病生活を、歌謡界のレジェンドたちが応援した秘話が明かされ、徹子を感動させた。
家族そろって歌が大好きだった市川は、母や兄と地元のカラオケ大会に出場しては、景品の新鮮な野菜や家電をもらうのが楽しみだったという。そんな姿を目にした芸能関係者からスカウトされ、1993年に17歳でデビュー。都はるみを育てた作曲家の市川昭介氏に師事し、2016年「心かさねて」をヒットさせて、同年の「第67回NHK紅白歌合戦」に初出場を果たした。
その後も実力派として活躍していたが、24年、48歳の時に卵巣がんが発覚。「腫瘍の疑い」と言われたため1カ月の舞台公演が終わってから手術を受けるつもりでいたところ、医師の「すぐに入院しないと」との言葉で初めて事の重大さを知り、舞台を降板し治療に専念した。もともと病院嫌いで、婦人科の診察も怖がっていた市川を説得し、病院の予約をしてくれたのは大先輩の由紀さおりだった。入院の際も励ましの電話をもらい、女手一つで育ててくれた母のことまで気にかけてくれて、とても心強かったという。
由紀のほかにも、自身も子宮体がんの闘病経験がある藤あや子から、励ましの手紙とともに、藤の入院時に使っていたのとおそろいの部屋着をプレゼントされたり、小林幸子からは抗がん剤の副作用で髪が抜けることに配慮してウイッグの差し入れを受けた逸話を明かした。由紀らの温かい応援に、徹子も「うれしかったでしょ。皆さん本当にお優しいのね、随分ね」と感動していた。

