「急性骨髄性白血病・慢性骨髄性白血病」の治療法とは?それぞれの特徴を医師が解説!

「急性骨髄性白血病・慢性骨髄性白血病」の治療法とは?それぞれの特徴を医師が解説!

急性骨髄性白血病と慢性骨髄性白血病の治療方法はどのようなものでしょうか。メディカルドック監修医がそれぞれの治療方法の違いについて解説します。

※この記事はメディカルドックにて『「急性骨髄性白血病と慢性骨髄性白血病」の”症状の違い”は?治療法の違いも解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

山本 佳奈

監修医師:
山本 佳奈(ナビタスクリニック)

滋賀医科大学医学部卒業 / 南相馬市立総合病院や常磐病院(福島)を経て、ナビタスクリニック所属/ 専門は一般内科

白血病とは?

白血病は、血液のがんであると聞いたことがあるかもしれません。たしかに白血病は血液のがんですが、正確には血液の中にある血球のがんです。
血球を作る造血幹細胞(赤血球・白血球・血小板を造る細胞)ががん化することで、白血球(骨髄球系細胞やリンパ球系細胞など)が際限なく増え続ける病気です。
19世紀後半に白血病が初めて発見された当時は、治療法が存在せず、白血球が異常に増加することで血液が白く見えることがありました。この現象が「白血病」という名前の由来です。しかし、現在では治療法や薬が開発されており、血液が白く見えることはほとんどありません。

急性骨髄性白血病・慢性骨髄性白血病の治療方法

急性骨髄性白血病と慢性骨髄性白血病は、それぞれの病態に合わせた治療が必要です。ここでは、各疾患の治療法とその特徴について詳しく解説します。

急性骨髄性白血病の治療方法

急性骨髄性白血病の治療は、症状をコントロールすることではなく、治癒を目指して行われます。マウスの実験から、白血病細胞を一つ残らずすべてを殺さなければ、白血病を完全に治すことはできないことがわかっています。
白血病の治療に有効な方法は以下の3つです。

薬物療法

化学療法

造血幹細胞移植療法

治療には強力な化学療法が用いられることもあり、現在の治療法では高齢者には負担が大きい場合があります。そのため、年齢によっては、治療の目的を治癒ではなく症状のコントロールに切り替えるケースもあります。

慢性骨髄性白血病の治療方法

慢性骨髄性白血病(CML)の治療において、イマチニブが使用されるようになってからは、イマチニブが慢性骨髄性白血病の治療の第一選択肢となっています。
現在では保険適用も認められており、イマチニブが開発される以前に使用されていたインターフェロンや造血幹細胞移植は、イマチニブが効かなかった場合にのみ用いられる治療法となっています。
慢性骨髄性白血病(CML)の場合、急性転化すると急性骨髄性白血病よりも抗がん剤が効きにくい傾向があるため、急性転化を防ぐために治療を継続することが大変重要です。

配信元: Medical DOC

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